【No54 生活の向上 夢、希望】

第1項 生活の向上とは

 利用者の強みを観ることは、利用者の日々の気持ちから、少し先の未来を観ること

ケアマネは、介護保険などの理念を大切にしつつ、その人に必要なサービスを選択する。

介護保険という枠組みの中で言えば、その人がサービスを使って元気になって再び地域で生きれることが良い支援である。介護保険を使ったからこそ状態が悪化するはいけないのである。 

そのためには、ただのサービスだけではいけない、その人の経験や特技や生き方に合った目標を考えて、それに合うサービスを入れていくことが大切になる。

僕はケアマネの経験はないため、何も語れませんが支援はずっとしてきたため、何か少しは言えるかもしれません。この仕事をしてきて、これは必要だよなとか考えることがあります。

例えば歯が痛かったら歯医者で診てもらうことが必要だとわかります。髪が伸びたら散髪が必要です。このように、必要だからサービスを入れておく。傍から観たり、時々自身の支援はそうなっているのではないかと思うことがあります。

これは生活という場の支援ですし、普通に支援しているとそう感じてしまうことがあると思います。

この時に必要な支援から、この人にとって必要な支援という視点が大切なように思います。

利用者がどう感じているかを考えたり、それが難しくても、どう思っているか想像して支援することが大切だと思います。

そう考え、それが積み重なると違う場面での検討をする際に、おそらく利用者はこう思っていて、こういうことが生活を阻害しているかもしれないと考えることができます。

これは、誕生日やクリスマスに子どもにプレゼントを渡した際には、おそらくこういう表情で、こういうリアクションで、こういうことを言って、明日はこう遊ぶのかななど想像できると思います

子どもの場合は、親は成長した姿も未来に浮かべるかもしれません。だからこそ大切な今を想像できるのかもしれません。

僕は支援の場面でも、ちょっと先の未来を浮かべることは必要だと思います。

このちょっと未来を想像することと、日々のどう思っていて、どう考えているかのアセスメントを行うことで、日々の必要な支援が、その人にとって必要な支援に変わるように思います。

最初から強みがわかるにこしたことはないが、この利用者が日々、どう思って、どう考えているかということと、利用者が見せてくれているかもしれない、少し先の未来が混じり合いクロスするところが、その人の強みだと思っています。 

どう思っているかやどう考えているかが、それがすなわち、その人の願いや強みにはならない。

それはその日々の時々の思いが、すなわち、目標の達成や、願いには繋がらないことがほとんどです。

それも踏まえてどういう未来を見せてくれるかだと思っています。

それが、利用者の思いだと思います。

これから、自身で新しいマガジンを作成します。支援を通した支援の参考書みたいなモノを作っていきたいと思います。

ある心の医師が、自身の書いた本が、今は大学の教科書として使われていると話していた。それは教科書として書いたものではないようだ。(それに刺激された)

自身の誕生日よりそっちの本をかまってほしいらしい。それは、誕生日は、子どもはしっかり祝うべき、祝ってあげるべきだとのこと。それは子どもは、まず大人まで生きることが大切らしい。それは大人と比べて、やはり弱さがあるからとのこと。(若干表現違う)

すごい志もある方だが、この仕事を選んだ理由の一つが、人と話すことが仕事となり、またそれを通じてダイレクトに幸せを生み出していく仕事だからとのこと。仕事としては、やはり医師だからすごいと思うが、その仕事の動機は共感できるし、社会福祉士の仕事もそういう仕事だと思って勇気づけれた。