酒飲みの私が尊敬する、若山牧水という歌人について
お酒を飲みすぎた翌朝、必ず思うことがある。
「今日は絶対に飲まないぞ。休肝日にしよう」
そう誓った時は、いたって本気だ。ものすごく真剣だ。固い固い決意のもと一日を過ごす。
するとどうだろう、夕方になるにつれてだんだん飲みたくなってくる。
気がつくと「酒のアテ」を作っている。
そして、酒のアテをずらりと並べたテーブルの前で言う。
「これはお酒がないとダメやね、うん」
言い終わると、朝の誓いなどなかったように、悪びれることもなく、さも当然という顔をして、冷蔵庫に直行。これか