不定期あれこれ(003)

多分人間関係に不満を抱えていて、自分を変えたいとか、もっと人と話したいって思う人は、自分を変えようと交流の場に踏み込んだり、自分から他人にアプローチしたり、そう言った類に関する書籍を読んだりするのだろうな。

僕は確かに寂しがり屋で、人に近くにいて欲しいと思う夜もなくはないけれど、どちらかというと自分にとって都合のいい人間が欲しいだけなのだと思う。

「都合のいい人間が欲しい」って具体的なんだろうって思う。わかってはいるけれど、言葉にしたくないのだろうね僕は。だめだな。

それで、僕は日常生活において基本的に自分から他人に対して雑談を持ちかけることはないし、持ちかけられた雑談に対しても長続きさせようと思わない人間だから、本当に会話の能力が低い。
先日の友人と行ったイベントもそうだが「見てこれ!?」と何度も目を輝かせて尋ねてくる友人に対してぼくは「かわいいね」「綺麗だね」と何度言ったことか。
途中から申し訳なさが止まなかった。きっと本人にそう謝ると、「謝るくらいなら、今後いい返事ができるように努力しろ」と言われるのだろう。ごもっともです。

今日も友人からラインが来たが、雑談って何?って思ってしまった。
別に友人は今日あったたわいもない出来事を伝えてくれたのだろう。それを僕は「え?だから何?」と思ってしまうのだ。「これにどう返事すればいいんだ?」って。
どういう返事が相手を喜ばせるか、そう考えてしまうことも自分の性格を顧みても結構負担なことで(心配性、完璧主義)、つらい。

結局僕は話を長引かせることは選ばずに、感嘆詞+挨拶で切り上げてしまった。
友人から連絡が来ることは確かに嬉しいのだけれど、そういった内容に対して僕はかなり人間ができていない。これは自信がないとか、そういう話じゃない。興味とか性格とかもっと根っこの方の問題だ。


僕は誰かと会話したいのか。それはそもそも会話なのか、一方的な話しかけではないのか。と自問自答している。