見出し画像

Capture v4.0 新機能について

こんにちは、ルビーです。風邪が全然治りません。
暖かくなったり寒くなったりで体がついていきませんが、みなさんもどうか体調にはお気を付けください。

先日Blue Prism Capture v4.0がリリースされました。

Captureはレコーディングツールですが、今回からどの辺りが変わったのか、主な機能強化として以下の5つをご紹介していこうと思います。
• Windows 11 をサポート
• 新しいキャンパス画面
• カスタム BPRELEASE テンプレート
• ソリューション デザイナー
• Chorus BPM へのエクスポート

Windows 11をサポート

Windows 11 に移行している企業も増えているかと思います。
前バージョンのCapture v3.2ではWindows 10までのサポートとなっていましたが、v4.0 からは従来のOSに加えWindows 11も対応しています。
CaptureではサーバOS含め、幅広いOSで利用可能となっています。

新しいキャンパス画面

キャンパス画面を過去バージョンと比較すると、新しいバージョンではよりモダンなデザインになっており、今まで固定で作られていたフローも自由にレイアウトができるようになりました。
より直観的な操作ができるようになり、使いやすさが大きく向上しています。
適当に線を繋げても、ワンクリックで良い感じに整理してくれたりします。

レイアウトが自由に

カスタム BPRELEASE テンプレート

Blue Prismではプロセステンプレートに準拠して開発を進めることをお勧めしています。
プロセステンプレートはBlue Prismの開発のベストプラクティスが予め含まれているテンプレートで、停止の仕組みやエラーハンドリングなど、開発の時に必要なものがまるっと組み込まれている便利なものです。
詳しくはこちらのNote記事からどうぞ。日本語版のダウンロードもリンクがあります。

CaptureからBlue Prismのプロセスをエクスポートすると、Blue Prismの標準テンプレート(英語版)に則って出力されます。
”Work”と書かれている部分に、Captureでレコーディングした業務が入ってきます。

こんな感じ

各企業内での要件に応じてテンプレートをカスタマイズしているケースも多くあると思いますが、今回のバージョンからエクスポート設定からカスタムテンプレートを指定できるようになりました。
(しかし日本語は文字化けするので、現状英語表記でお願いします。。。)

ソリューションデザイナー

今回のCaptureからグループとブランチに加えて、ゾーンとしてより細かくグループ分けをすることができるようになりました。
グループとブランチ、ゾーンで分けるとBlue Prismの開発画面からはどう見えるのでしょうか。

まずはブランチです。
ブランチでは一連の大きな流れを定義し、間に判断ステージなどを挟み、条件分岐などを作れるようになっています。

白くなっている部分がブランチ

Blue Prism側にインポートして見てみるとこんな感じ。
”Work”ページの中に、それぞれのブランチがまとまって見えてきます。

Blue Prism開発画面

更に各ブランチのページに入っていくと、それぞれのステップが見えてきます。

ブランチページ内

またCaptureの画面に戻りまして、次にグループについてです。

左下にグループ化したステップ数あり

ステップを一つのグループにまとめられ、画像をクリックすると下記画像のように、ステップがひとまとめになり左下の画像から切り替えられるようになります。

左下にそれぞれのステップの画像があります

グループでまとめたものをBlue Prism側で見てみると、それぞれのアプリケーションのフロー画面で、オレンジ色のブロックごとでグループ分けがされています。

全体を見せようとして細長くなってしまいました

次にソリューションデザイナーの機能を設定から有効にして、ゾーンを追加しました。

ブランチを更に上からラッピングするゾーン

先ほど”Work”ページの配下はブランチがまとめられていましたが、ゾーンで整理されるようになります。
そしてゾーン配下でブランチがまとめられます。

Workページはゾーンで整理されるように

今まではブランチ、グループでまとめていくだけでしたが、今回のバージョンからゾーンという考え方が加わり、より長い業務プロセスを整理する上でグルーピングしやすくなっています。
ソリューションデザイナーの機能は設定からオンオフの変更ができますので、従来通りシンプルに使うことも可能ですし、複雑で長いシナリオに対応する場合有効にするなど使い分けていくこともできます。
一連の長い業務の中で、まずは一部分だけ自動化する場合もあると思いますが、その際の範囲の切り分けポイントをゾーンで整理していくなど、現状の整理でも活躍してくれそうですね。

Chorus BPM へのエクスポート

Blue PrismはSS&Cと統合することで、BPMソリューションの提供もできるようになりました。
SS&CではChorusというソリューションを持っていますが、Chorus側にCaptureのレコーディングをエクスポートもできるようになりました。
少しずつSS&Cのテクノロジーとも連携してきております。

最後に

CaptureはBlue Prismのユーザーの方々には無償で提供されるツールで、新しい機能もどんどんリリースされていきます!
ぜひ支援ツールとしてお試しください。
ポータルからダウンロード可能です。(ログインが必要)

https://portal.blueprism.com/node/73337