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1minute七十二候 禾乃登 (こくものすなわちみのる)

処暑<末候>
9月2日から9月6日頃

日に日に稲穂の先が重くなり、刈入れ間近となります。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期でもあり、農家の人々はまだまだ気が抜けません。 各地では農作を祈る風鎮祭が開催される時期でもあります。

私たちの食卓に欠かせないごはん。突然ですが、お茶碗一杯で何粒のお米をいただいているかご存知でしょうか? 農林水産省の調べによると、ごはんお茶碗一杯は約3,250粒だそうです。稲一株は22本の穂でできていて、計算すると約1,540の粒がついていることになります。つまり、お茶碗一杯のごはんをいただく度に2.1株の稲が必要になるんですね。

次回 田園風景を眺める際には、感謝の気持ちを込めて見渡したいと思います。 このような再発見とともに、日々の食事は素敵な食器でいただいて体も心も養いましょう。

時代をこえてきた素敵な器たちは、京都のアンティークブルーパロットでたくさん取り揃えています。お気に入りを探してみてください。

七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


written by Yuuki Usami-Nakamoto © antique blue Parrot Co.,Ltd.


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