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1minute七十二候 桐始結花 (きりはじめてはなをむすぶ)

大暑<初候>
7月23日から7月27日頃

古来から鳳凰がとまる神聖な木とされる桐。その桐の薄紫色の花が終わり卵型の実を結ぶ時期。
桐の花は10m近くもすっと伸びた幹のはるか上に上向きに咲くために、上空高くにキリの花が咲いているのに気づきにくいそうです。そんな生態も「高尚」という花言葉が似合う点のように感じますね。

さて、二十四節気では 一年で最も暑くなる大暑に入りました。この時期のかき氷は最高ですよね!
誰でも夏に氷を手に入れられるようになったのは明治時代のことだそうです。 以前は雪の塊や氷が将軍家への献上品とされ、庶民は「お氷様」と呼んでうらやんでいたそうです。貯蔵や運搬の手間暇を考えたら、大変に貴重な物だったことが想像できます…。 暑い夏に苦労の上、暑い中冷たいものを口にした時の喜びも一段と大きかったのではないでしょうか。

ありがたいことに現代は手軽にかき氷や冷麦、冷たい飲み物などを楽しめます。苦労せずに手にすることができるからこそ、つい冷たいものを取りすぎてしまいがちですが、体を冷やしすぎず適度に楽しみながら、暑い夏を乗り切りっていきましょう!

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七十二候ってなに?
日本には一年を24に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)と、さらにその二十四節気を3つずつ合計72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)という季節があります。
七十二候は鳥や虫、植物、天候などの様子で季節を表現しており、細やかな自然の移ろいを感じることができます。 骨董・アンティークバイヤーとして活躍する傍ら「古き良きものの美しさや、ものを大切に使うことの楽しみ」もご紹介中。 ここでは ゆとりある心づくりのヒントとして、季節の話題を記しています。

What is 72 micro seasons?
In Japan, nature's rhythmic seasons are deeply cherished, inspiring a fascination with the mesmerizing 72 micro seasons. Unlike traditional divisions of four or six seasons, these micro seasons paint a vivid picture of nature's transitions with astonishing precision. Imagine the thrill of witnessing the delicate blooming of specific flowers, the graceful arrival of migratory birds, the tantalizing ripening of certain fruits, or even the intriguing behaviors of animals. This admiration cultivates heightened awareness of the surrounding world, immersing individuals in the mesmerizing beauty and rhythmic harmony of nature's ever-changing tapestry.


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