Photo by satou_kiyoharu 山梔子(くちなし) 12 茉莉亜まり 2024年6月24日 03:47 夏の気配の深くなった朝を歩く葉ばかりを繁らせた山梔子の茂みからその命を終え褐色に朽ちたその白い花のあともいつしか消えていたそこかしこにその一瞬を叩きつけるように一気懸命に降りそそぐ蟬の声と、すすみゆく季節の忘れ形見として世界が見逃してたいせつに残していた名残の山梔子そのいち輪の真白にきょうという日を託される生きて花どんな風に生きようと #詩 #poem #月音花声 ダウンロード copy この記事が参加している募集 書いてみる 締切: 7月23日 #詩 #創作大賞2024 #poem #月音花声 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート