身体の不調=魂からのメッセージ
心と身体は繋がっている
そう感じた経験があるのは、私だけではないはず。
最近、わたしの周りで身体の不調を訴える人が何人かいるので
今回は、心と身体について綴ろうと思います。
病気やけがなど、身体の不調をマイナスに捉える方が多いと思いますが
わたしは、“魂(心)からのメッセージ” と捉えています。
病気・・?なんでわたしが
実はわたし、数年前に自然気胸という病気にかかりました。
自然気胸とは、ざっくり言うと肺に穴が開き、そこから空気が漏れて、肺がしぼんでしまう病気。
とても息苦しい。
この病気にかかる人の多くは、痩せ型の若い長身男性。
身長は高い方とはいえ、
わたし、女なんだけど!!!
息苦しいし、咳やくしゃみをしようものなら激痛。
真っすぐな姿勢にもなれないし、辛い・・
なぜ、そんな病気にわたしが?という気持ちでいっぱいでした。
運悪く(いや、運良くかも。捉え方は人それぞれ)
わたしの気胸は軽度ではなく、手術が必要なレベル。
手術する前には、入院してドレーン(管)に繋がれながら、肺から漏れた空気を抜かなくてはいけない。
入院したことのなかったわたし。手術なんてもちろん初めて。痛いし!怖いし!
それに、仕事、休むの・・?
入院、手術、自宅療養で、約2週間ほど。
当時、小学校3年生の担任をしていたわたし。
クラスの子はどうなる?
わたしが休んだら、
子どもたち、保護者、学年の先生、学校全体・・多くの人に迷惑をかけてしまう。
嫌でした。
でも、この身体では授業はできないし
手術しなきゃ治らないし・・
現実を受け入れ、2週間休むという選択肢しかありませんでした。
病気が教えてくれたこと
当時は、先生になって3年。
やっと仕事にも慣れてきて、1年間の見通しをもって
自分のやり方、自分のペースで働けるようになり
先生という仕事が楽しくなってきた時期でした。
無理していた、という自覚はなかったけれど(顕在意識では)
今思えば、
あなたの道は、こっち(学校の先生)じゃないよー!と
教えてくれていたんだな、と思います。
潜在意識(無意識)では、
魂(心)が本来進むべき道ではないところにいて
苦しかったのかもしれません。
なぜなら
この病気にかかったことで
体力勝負のこの仕事、一生続けていくのは わたしにはしんどい
という考えに至ったからです。
もちろん、やりがいはあるし
同じ日は2度となくて刺激的だし
何より、子どもたちがかわいい。
だけど、60まで続ける?全くイメージが湧きませんでした。
数年後には、
自分のやりたいこと=伝統工芸アクセサリーを作ること
を貫くために
先生を辞めることになったのですが
そのときのわたしにとって、先生を辞めることは
まだ現実的ではありませんでした。
ぼんやりとあるけれど、実現するのかも、いつ実現できるかも分からない。
愛されているということ
それから、
病気になって実感したことがあと一つ。
家族、友人、職場の先生方、子どもたち・・
周りの人たちに
わたしは愛されている
ということ。
忙しい中、入院中毎日お見舞いに来て、朝から夜までいっしょに過ごしてくれた母。
苦しむわたしを、夜遅くに緊急外来に連れて行ってくれ、夜中入院手続きが済むまで付き添ってくれた父。
彼女の誕生日よりも、手術の日、いっしょにいることを優先してくれた弟。
想いのこもった手紙をくれたクラスの子どもたち。
「給食に、先生の大好きなビビンバが出たよー!またいっしょに食べようね!」
あまりにもビビンバネタが多くて笑ってしまったけれど、
子どもたちらしい励ましにほっこり。
復帰してからは、重い教材を運んだり
無理しないように体調を気遣ってくれたり、
思いやりの溢れるクラスで。
療養中、クラスの子たちを見守ってくださった多くの先生方にも感謝の気持ちでいっぱいでした。
周りの人の優しさが、身に染みた・・この言葉じゃ全然足りないほど。
健康な身体だったら、当たり前になっていて
忘れかけていた(見えなくなっていた)ことを
思い出させてくれました。
魂の声に耳を傾けて
病気や不調は
苦しくて辛い
ところもあるけれど
別の角度から見ると
大事なことに気付かせてくれる
魂からの
愛のあるメッセージだったりする。
自分の魂(心)と向き合うチャンス!!!
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