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野犬生まれ・保護犬子犬と過ごす日々。【雑記②去勢手術Ⅰ】


前述のとおり、子犬は推定生後9ヶ月を前に去勢手術へと挑むこととなった。
元々譲渡条件では、生後6ヶ月頃にとなっていた。
しかし6ヶ月を前に停留精巣が判明し、『降りてこい』と全世界に願われていた結果、手術は約3ヶ月遅れた。
なのに精巣の片割れは降りてこなかった。

我が家に迎える犬を保護犬だと決めた時は、去勢手術に迷いなどなかった。
実際に子犬を我が家に迎えた時だって、当たり前のことだと思っていた。

それがどうだ。
日々子犬と暮らしていく中で、この子の腹を私達の都合で切って、痛い思いをさせるのか…と葛藤がフツフツと沸いていった。
去勢手術そのものへの葛藤ではない。
子犬の二世を望む気はないし、必要性も重々理解している。
ただ、痛いのと、術後不便なのが可哀想。
しかも停留精巣なので、文字通り腹を切るし。
痛くないなら、術後も普段通り過ごせるなら、全然迷いなどないのに…。
私が骨一本折ったことなく、日帰り入院さえしたことがない健康診断オールAの超健康優良アラフォーなので、余計にそう思うのだ。

閑話休題。廊下で冷をとる子犬。


さて、手術一週間前。
私の迷いは頂点に達した。
夜勤の夜(ナースではありません)に、見てしまったのだ。
インスタで、ちょうど不妊手術を終えた子が『痛いのか吐いた』『寝ながら漏らした』『熱を持っていて冷やしている』『夜中度々クンクン鳴いていた』と書かれているのを。
想像しただけで泣きそうになった。
ホントにこの選択でいいのか?と検索もした。
セカンドオピニオンを…まで考えかけて、落ち着け!と自分を宥めた。
大変だよ子犬。
飼い主はいつの間にかキミが好きでたまらなくなってる。


そんな迷いも日々の中に流れ、手術当日を迎えた。
いつも通り散歩。ごはんは絶食。
診察台に乗せると、初めて飛び降りようとした。
16.56kg。
あれ?こないだ家で計った時より減ってる。
診察でオタマは降りてきてないことを確認。
そのまま診察室に子犬を残して、私達は退室した。
たぶん置いていかれるなど想像もしていない子犬は、キョトンとしていたように思う。
鳴きも吠えもしない。
病院から出て車に乗ったら、

夫 が 泣 い た 。 笑

そう。
この人は異様に感情が豊かな人なのだ。
「扉が閉まった後のアイツの気持ち考えたら…」と言ってウルウルするので、私は逆に冷静になった。

がんばれ子犬!!!


夕方頃、病院から着信。
手術は無事終了し、麻酔から覚めたと報告。
翌日の迎え時間の説明などが淡々とされる。
では明日…と電話が切れそうになって、夫はちょっと焦って『あの…、うちの、大丈夫ですかね…?』と訊いた。
お部屋でゆっくりしてますよ〜、とのこと。
その1時間後にまた電話が来たので、何かあったか⁉と心配したら、退院時に必要そうなら購入予定だった術後着。

「子犬ちゃん、サイズの在庫がなくて…」(笑)

発注すれば退院時に届くけど、=購入になるので、という相談だった。

デカいんだよ、子犬ったら…!

発注してもらいました。
術後は万全に限る。
術後着とエリザベスカラーのハイブリッド遣いでいく。

その夜は、子犬を迎えて以来約半年ぶりに夫婦だけの夜でした。
寿司を食べ、ビールを飲み、録画していた【星守る犬】を見ることに。
自ら泣きにいこう、という選択だったのだけど、これが、また。
10年以上昔の映画だからか、犬は普通に外飼いだし、段ボールで棄てられてるのを「お前棄てられちゃったのかー」だし、ボールやら木片やらを当てられるシーンあるしで、なんか、なんか、もう。
ちっがーーーう!となってしまって。
きっと子犬を迎える前なら普通に見ていたかもしれない。
なんだか消化不良のまま眠ったのでした。


長くなってしまったので、Ⅱに続く。

そのシャンパンはぼくももらえますか?


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