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野犬生まれ・保護犬子犬と過ごす日々。【雑記③去勢手術Ⅱ】

エリザベスカラーのデカきこと…。


手術翌日夕方。
私は仕事だったので、夫がひとりで子犬を迎えに行った。
以下、夫の話を箇条書きで。

・再会時の子犬。
今まで聞いたことないキュンキュン声で走ってきて、舐め尽くす勢いで顔を舐めた。恨めしそうにしたり、落ち込んではいなかった。
・子犬の精巣の片割れ。
なんと、腎臓付近にあったと。そりゃあ鼠径部触っても見当たらないわけだ。
・そしてその影響で腎臓の位置がややずれている。機能的には問題無しだが経過観察。影響があるとすれば、将来なにかで手術をすることになったら邪魔な位置にあるかも。
・血液検査は問題無し。腎臓の数値も通常値。
・検査結果見たら、白血球、赤血球、ヘモグロビンが通常値よりも少し高かった。白血球はストレス?赤血球達は脱水?かな?
・同時検査したフィラリアも陰性。5月からの与薬OK。
・昨夜はよく寝ていた。排便は術後に1回。食事はウェットはよく食べてた。
・エリザベスカラーは嫌なようで噛んでしまうから、術後着の方がいいかも。

こんなところでした。
腎臓!
とんでもないところにオタマを隠し持っていたので、半年間大切に育てた腹毛は半分刈られ、手術痕はきっぱり2ヶ所に。


子犬の帰宅から約1時間後に私も帰宅。

レスラーがいた。

術後着のレスラー味がすごい。
すごい可愛い。
夫はあまりに可愛いから、私が今後服も買いたいと言い出すんじゃないかと心配していた。
雑種の野犬は素のままが一番可愛いから大丈夫。

私の帰宅にもキュンキュンと激しく鳴き、再会を喜ぶ子犬。
思ったより元気そう!
元気そうだし、動けてる!
ただ、やはり疲れていて、少しはしゃいでは伏せて休むのを繰り返していた。
術後着を噛まないか心配だったけど、傷に触れるからかそれはしなかった。
夕食後にゆっくり近所を一周、トイレのために散歩に行ったけど大はせず。
その夜は、もしかしたら夜な夜な鳴くかもしれないし、と普段は2階で寝てる飼い主達もサークル近くの茶の間で寝た。
だけど、子犬は鳴くことも暴れることもなく、熟睡でした。

2日目。
元気。だけど、ややテンションは低め。
ごはんは食べるものの、朝の散歩でも大はしなかった。
病院に置いていかれた不安がまだ忘れられないのか、近くにペトっといる。

はちきれんばかりの術後着。

私は夜勤だったので、このまま便が出なかったら3日目の経過観察で通院する時に夫に相談してもらおう…と思っていたら。
夜、LINE。
「夕散歩で、30cmはありそうなやつ出たよ」

健 康 だ な (笑)


3日目。
経過観察で傷口は順調とのこと。
どうやら子犬は入院中、内弁慶を最大限発揮してかなりお利口にしていたようで、病院の皆さんに大層可愛がられているという夫談。
経過見るだけの診察室に4人くらいが代わる代わる会いに来てくれたらしい。
まだ少し寝てることが多いけど、概ね元気。
基本的には術後着で過ごし、洗ってる間だけエリザベスカラーを装着するスタイルでやっていた。
散歩はいつもよりは短めに、でも大小排泄はしっかり出来る程度に。(もうすっかり家ではしなくなってしまったので)


4日目以降。
全快。
待て、というくらい普通に元気。
そしてなぜか、このタイミングで子犬が覚えたことがある。

ヘソ天寝。

なぜ。
なぜ今なの(笑)
実は子犬、今まで撫でられるためにヘソ天はしても寝ることはなかったのです。
それがなぜか今、写真撮られても起きないくらいのヘソ天寝。

なんとカラーでもやる。

傷口が上になってる方が痛くないから?
これ以降、抜糸後もヘソ天寝を度々するようになった。
なんだかリラックス度が増してる気がして飼い主は嬉しい。
私達の間では、入院中に隣のベッド(という名の檻)の年輩犬から教わったってことになってる。
ちなみに先輩から教わった疑惑がもう一つあって、それが換毛期。
退院後、急激に毛が抜けるようになった。


術後着は5日目頃に破れるということに気が付き、破壊した。
縫ったけど、一度覚えたらそりゃあまた破るよね…。
即席で私のTシャツで洋服作ってもみたけど、だぶつくので余計気になるようで。

ただとても可愛い。
椅子にかかってるのが術後疑惑の残骸…。

飼い主達は、諦めた。
もう傷口は塞がっててかさぶただし、糸をかじる様子はなかったので、以降抜糸までなにも保護せず過ごした。
真似てはいけない例です。

術後10日。
無事抜糸。
傷口もぴったりくっつき、痛みもない様子。
食欲も排泄も元気も元通り!

ありがとうね、子犬。
ニンゲンの都合に付き合ってくれて。
大変な10日間だったね。
これで去勢完了。
ドッグラン、行こう!!!

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