10/16 ディボーション 幸いな人 歴代誌第二 25:1-16
聖書箇所 歴代誌第二 25:1-16
"アマツヤは二十五歳で王となり、エルサレムで二十九年間、王であった。彼の母の名はエホアダンといい、エルサレム出身であった。
彼は主の目にかなうことを行ったが、全き心をもってではなかった。
彼の王国が強くなると、彼は、自分の父である王を討った家来たちを殺した。
しかし、彼らの子どもたちは殺さなかった。モーセの書の律法に記されているところに従ったのである。主はその中でこう命じておられた。「父が子のゆえに殺されてはならない。子が父のゆえに殺されてはならない。人が死ぬのは、自分の罪過のゆえでなければならない。」
アマツヤはユダの人々を召集し、ユダ族およびベニヤミン族の全員を、父祖の家ごとに、千人隊の長、百人隊の長の下に配属した。二十歳以上の者を登録すると、槍と大盾を手にして従軍する兵が三十万人いることが分かった。
さらに、彼はイスラエルから、銀百タラントで十万人の勇士を雇った。
すると、神の人が彼のもとに来て言った。「王よ、イスラエルの軍勢をあなたとともに行かせてはなりません。主は、イスラエル、すなわちエフライムのいかなる人々とも、ともにおられないからです。
しかし、もしあなたが行くのなら、そうしなさい。雄々しく戦いなさい。神はあなたを敵の前につまずかせられます。神には、助ける力も、つまずかせる力もあるからです。」
アマツヤは神の人に言った。「では、イスラエルの部隊に与えた百タラントはどうしたらよいのか。」神の人は答えた。「主は、それよりも多くのものを、あなたにお与えになることができます。」
そこでアマツヤは、エフライムから彼のもとに来た部隊を、もとのところに帰すために切り離した。彼らはユダに対して激しく怒り、怒りに燃えながら自分たちのところへ帰って行った。
アマツヤは奮い立ち、自分の兵を率いて塩の谷へ行き、セイルの者たち一万人を討った。
ユダの人々は一万人を生け捕りにして、崖の上に連れて行き、その崖の上から彼らを投げ落とした。彼らは一人残らず砕かれてしまった。
アマツヤが自分とともに戦いに行かせずに帰した部隊の者たちは、サマリアからベテ・ホロンに及ぶユダの町々を襲い、三千人を打ち殺し、多くの物を略奪した。
アマツヤがエドム人を討って帰って来た後のこと、彼はセイル人の神々を持って来て、それらを自分の神々として立てた。彼はその前で伏し拝み、犠牲を供えていた。
すると、主はアマツヤに向かって怒りを燃やし、彼のもとに預言者を遣わして言われた。「なぜあなたは、あなたの手から自分の民を救い出すこともできないような神々を求めたのか。」
彼が王にまだ話している最中に、王は彼に言った。「われわれはおまえを王の助言者にしたか。やめよ。なぜ、打ち殺されるようなことをするのか。」そこで、預言者は話すのをやめたが、こう言った。「私は、神があなたを滅ぼそうと計画しておられるのを知りました。あなたがこのことを行い、私の勧めを聞かなかったからです。」"
歴代誌 第二 25章1~16節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
最初に示されたこと
初めは神に従うように思えても、それを最後まで貫く意思がなければその後の誘惑に簡単に負けてしまう。これは主の前に謙る信仰と祈りがなかったからである。また、神の言葉を忠実に伝える人には耳を貸すべきである。
内容のまとめ
ヨアシュが死んで、その子アマツヤが王となりました。アマツヤは主の目にかな うことを行いましたが、全き心からではありませんでした。彼は最初は神が立てた 預言者に従っていましたが、次第にそれを退けるようになりました。
静聴と観察
<命令>2節 主の目にかなうには全き心が必要である
<警告>4節 立法をわずかに行っただけで傲ってはならない
<警告>9、16節 神の忠告には全て従う必要がある
<命令>15節 いかなる場合でも偶像崇拝をしてはならない
適用
神の律法をわずかに従ったからといって傲らず、祈りと信仰を持って最後まで神の御前に謙る。また、神の言葉を忠実に語る人には素直に耳を傾ける。そして、いかなる場合も偶像崇拝をしない。
祈り
主よ。私を神の律法をわずかに行っただけで傲る様な心があればそれを赦し、また、その心を清めてください。また、私に主の言葉を忠実に伝える人を遣わし、その人の言葉を素直に耳を傾けることがでます様に。偶像崇拝をせず、その忌まわしきものから私を遠ざけてください。
アーメン
注解書を購入したいので、もしよろしければサポートお願いします