23時と記憶

 寝ようとベッドに横になり目を瞑ると何の脈絡もなく昔の出来事が蘇ってきたりする。昨日は、小学生の時の自分のある出来事を思い出した。

 昔から私は恥ずかしがり屋なのかなんなのかわからないが、自分が描いた絵や作文を先生に見てもらってる間、じっとしていられなかった。黒板を見るフリをしたり、ゆらゆらと体を揺らしたりしていた。
自分が作ったものをまじまじと見ている先生の顔を見るのがとても苦手だった。
きっと当時から人の表情から必要以上にネガティブを読み取ってしまう癖があったのだろう。
それと自分が作ったものにも全く自信がなかった。きっと先生は私の作品をおかしいと思いながら見ているに違いないと思い込んで、図工の時間や国語の作文の時間などがあまり好きではなかった。

 これは今でもそうで、会社でちょっとした資料作成を頼まれた。部署で共有で使うパソコンで作っていた。その作っている途中で声をかけられたり後ろを通られたりするとパソコンの画面を消してしまいたくなる。
なにもやましいものを作っているわけではないのにだ。れっきとした仕事をしているのにだ。

きっと自分に自信がないのだと思う。
他人から見たらこの作り方はどう思うんだろう?おかしいのか?と勝手にモヤモヤしてどう作れば良いのかわからなくなって辞めてしまいたくなる。

どうにかはやく、生きづらさから解放されたい。

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