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今日イザベルに会った。

イザベルは4つ下の義妹だが
歩いて10分の距離に住みながら
会って話すことが殆どない。
彼女が16の時分から知っているけれど
生い立ち等複雑で、
違う土地で違う時間を過ごすことが多かった。
が、今は同じ町内でお互い暮らしているわけだ。

夫もあまり彼女と交流しない。6つ違う異性のきょうだいで、
あまり共通項もなく、現在58歳と52歳になっている。

水瓶座ステリウム(太陽含む)の夫、
現在人生一番の体調の悪さ。
月水瓶の私はひととの会話を求めて会いに行ったんだ。

彼女とたまに話して面白いのは、ぽろっと出る
思い出話エピソード。そんな事あったんだ??って。
私が初子を妊娠したころ、私と夫は日本におり、
イザベルは当時の彼とベルギーにいたころだ。
ベルギー人の義父は私の妊娠を知り、
いったいどんな子育てをするつもりなのか、
ろくな人間に育つはずがない、と言っていたそうで
聞いた私は(今更ながら)少なからずショックだった。
30年近く前の話で、義父の心情にそのあと
どんな変化があったのか、なかったのか
知る由もないが、彼はそれから7年ほどのち、
私の次男がまだ赤ん坊のころ、ガンその他により、
60そこそこで亡くなった。

30代のころから緩慢な自死を実行してきた結果だと
私はずっと思っている。

昼からウイスキーをあおり、
女をとっかえひっかえし、
3人の小さな子供のいる家のガレージで
ライフル射撃の練習をして居間の壁に穴をあけ、
事業の失敗で家を数軒失い、
フィルターなしのゴロワーズを毎日数箱空け、
息子と流血の殴り合いをし、
嫌いにはなれない人だけれども、
そんな人を見て育った夫に、
それにとらわれずに生きてほしい、と求めるのは・・
酷なことなのだろうか。

彼は認めないし、完全防御モードでシャットアウトされるので
言わないけれど、完全にいかれた父親に自分がめちゃくちゃにされた
悲しみが彼にはとてもとても大きくて、大きすぎて直視できない。
イザベルはどこか・・
合理的と言うか芯にクールな部分があって、(太陽やぎ座)
現在は安定した状態に自分を保てている。結構すごいと思う。
(男女差もあるのかもしれない‥一人で子供を二人育てている)

今超絶不調の夫とは冷静な話ができないので、
自分の精神衛生のため+自分以外の人の意見を聞くため
会いに行ったわけだけれど、彼女の猫を撫でながら、
会話が成立する相手と時間を過ごして、
少なからず私の気持ちは楽になった。
私の中ですっきりさせたい、片づけたい事象は山盛りのようであって、
しかし自分が何とかできることは一つもないようにも思えて、
楽に生きたいなあ、と思う。

つづく。

PS
義父の話、夫にもした。
インパクト大きく、
彼の中で何か化学反応が起きる・・かな?
見守り中。





・・

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