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入れ墨NG タトゥーNPの銭湯

そもそも、雨が降っている日に外出はしたくない

されど、休日の晴れた日には、気分晴らしに銭湯に足を運んだりする

先日たまたま、ある大阪市内に古くからある銭湯の前を通った

数年前になるが一度だけ、入ったことがある

なぜ、その後、二度、三度と入らなかったのには理由がある

その日は、平日の昼間、比較的、空いていた

服を脱いで、風呂場に入って、湯けむりのなか、ガタイのいい男性が5人がいるのが見えた

なんと、皆に、胸に背中におどろおどろしい入れ墨が彫られていた

たぶん、いつもこの時間帯に入浴するのだろう

一般人は、僕を含めて2人だけだった

地元の人らは、この時間帯を避けたりしているのかもしれない

彼らは威勢のいい大きな声で、金絡みやスナックのママの話しをしていた

僕は聞いていると思われなくないので、離れた隅の洗い場に座った

彼らが湯舟に浸かったり、洗い場で身体を洗っていた30分ほどの間、隅で座って時間を潰すのに大変だった

2回も3回も身体や頭を洗った

彼らが脱衣場に出て、着替えたのを見届けて、やっと湯舟に浸かることができた

何ごともなく、肩をなでおろしたのを覚えている

他の銭湯でも、そのような者の姿を見る

されど、他の一般人に紛れて、さほど目立たないし、目立たなくしているようだ

もちろん、この銭湯の入り口や、番台には「入れ墨のある方、入館お断り」の掲示がなされていた

やはり、形式的な警告に過ぎなかった

その苦い経験があるのだが、先日、その銭湯の前を通った時、あの掲示は無かった

それに代わり、「TATTO NO PROBLEM」の掲示があった

つまり、入れ墨不可がタトゥー可に変わっていた

入れ墨とタトゥーの違いは微妙

昨今、若い人にタトゥーを入れている者が増えていることへの対応なのだろう

いずれにしても、二度と入ることがない銭湯である

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