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寄り添うということ

みなさん、こんにちは。

まちづくりを行うにあたり、絶対に必要なことは、地元のみなさんの、ご理解とご協力。これなしでは、絶対に上手くいきません。

そのため、僕ら担当者は、意見交換会や説明会を開催し、いろんな話しを聞かせてもらっています。その中で、自分の意見を言える人、上手く言えない人と、いろんな方がいますし、機会を設けても、その日に参加できない人もいます。

地元ならではの問題点や、行政のいろんなプロジェクトの進め方への不満、もちろん、期待を込めた前向きな意見も、多く聞かせてもらいます。

こうやって、たくさんの人たちから、いろんな話しを聞かせてもらうものの、全部の意見を取り入れて、計画を作るわけにはいきません。そうして、出来上がったものは、絶対に面白くないからです。だから、辛いところですが、プロジェクトの目的を、しっかり胸に刻んで、どのように進めていくのかを決定することが、僕の仕事の一つです。

このことは、西野さんも、『リーダーの仕事は、決断すること』、そして、『その決断を正解になるようにすること』、とおっしゃていますが、まさに、その通りだと、日々感じています。

もちろん、組織で仕事をしていて、僕には何人もの上司がいますから、報告も相談もします。その中で、任されているところについては、責任を持って、決断することが、重要だと考えています。

自分の意見が採用されなかった方や、そもそもプロジェクトに反対の方たちの意見に寄り添えない場合、批判の声をいただくこともよくあります。その声を聞くと、申し訳ない気持ちはあるものの、頭を下げるしかありません。

納得はできないかもしれませんが、ご理解ください。

感情的には、納得できないかもしれないけど、プロジェクトの目的や、計画の決定に至るプロセスについて、理解はしてほしい。その願いを込めて、このようにお願いすることがよくあります。

そんなときに、本当に一人ひとりに寄り添えているのか、考えさせられます。もっと、他のやり方はなかったのか、悩むこともたくさんあります。

そうした人たちの想いに応えるためにも、プロジェクトが絶対に成功するように、僕らは、最大限の努力をしなければいけないし、機会があるたびに、やっぱり話しをする必要があるのだと思うのです。

地元の方たちに、上手く寄り添えているかと聞かれると、自信を持って「はい」とは言えませんが、このことは、常に意識しながら、まちづくりに取り組んでいきたいと思います。

それでは、また。

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