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ロック史#1 : ブルースとエレキの登場


サムネがあまりにも渋い。

高校生なので無知なことばかりですが、
自分の知識量の範囲でやってみます。


ロック史といいつつも、今回はロックの誕生まで辿り着きません(!)。起源的な話なので、サクッといきます。


ロックの起源は、

・ブルース
・カントリー
・R&B

主にこの3つで間違いないと思います。

ブルースとR&Bは黒人の、カントリーは白人の音楽。人種の壁を越えたジャンルといえます。



ブルースの誕生


ブルースは19世紀後半ごろに、アメリカ南部のアフリカ系アメリカ人によって生まれました。

当時は奴隷状態で、毎日せっせと働いていたアフリカ系アメリカ人。

どうやって仕事の疲れを紛らわしたのかというと、それは歌うこと。

フィールド・ハラー(労働歌)とよばれます。

独特なメロディと歌い方が、何となくブルースっぽい。

1人が即興でちょっと歌うぐらいの感じなんだね。

てっきりみんなで歌うのかと。

なんせ同じ時期の宗教歌(後のゴスペル)において、黒人が民謡を合唱することはあったから。

リンカーンの宣言によって奴隷から解放されたアメリカの黒人たちは、ギターを手にして歌を弾き語りするようになります。

これがブルースの誕生です。

歌の内容は戦争や差別などを取り上げたものが多く、白人のフォークとほぼ同じ。

フォークとの違いでいえば、ブルースは基本的に構成、コード進行、音階が決まっているということ。

私に楽譜の知識は一切ないので詳しくは割愛。


ジャズ、カントリーの誕生


ジャズの明確な起源は分かっていないっぽいが、ブルースがルーツであり、アメリカ南部の黒人のコミュニティで生まれたのは確か。

ジャズといえば即興演奏、より自由な表現が可能になりました。

主に曲自体や作曲家が注目の対象だったクラシックの時代から、演奏者に注目が集まるようになったという点において、とても重要。


カントリーは1920年代にイギリス系移民が持ち込みアメリカで栄えた、いわゆる白人版ブルース。

渋くゆったりとした黒人のブルースとは違い、白人はポップで明るい音楽を好みます。

弾き語りではなく複数の弦楽器を使っているし、割とロックンロールに近いかも。


スター発掘の旅


ブルースの歴史を語るうえで欠かせない人物がいます。

アラン・ローマックス

Alan Romax (1915-2002)

彼は音楽研究家だった父と共に、テープレコーダーを相棒にアメリカ中を旅して、フォーク、ブルース、ジャズとあらゆる民俗音楽を収集。

音楽における世界遺産のような40、50年代のブルースが今でも聴けるのは、この人のおかげ。

それでは、ローマックスが見つけた代表的なアーティストを2人紹介します。

レッドベリー

Lead Belly (1888-1949)

私生活は結構ヤバい人らしいんだけど、ブルースを歌わせれば超一流。

差別、仕事、恋愛など幅広いテーマを歌っています。

伝統的なフォークソングで、このレッドベリーが歌ったバージョンはニルヴァーナもカバーしています。

ウディ・ガスリー

Woody Guthrie (1912-1967)

現代フォークソングの祖といわれ、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンらに影響を与えた超重要人物。

確かに歌い方とか、ディランが影響を受けているのも頷ける。

さて、ローマックス親子の足だけでは辿り着けなかった天才もいます。

ロバート・ジョンソン

Robert Johnson (1911-1938)

生涯はたった27年、
スタジオで録音した曲は全2回で29曲、
残っている写真はサムネとこれの2枚。

もはや音源が今でも聴けることが奇跡。

まさに伝説となった彼はミシシッピをアコギ1本で渡り歩き、巧みな演奏で聴衆たちを驚かせたと。

"ギタリスト"という視点において最初のミュージシャンといえるかも…?

アコギ一本でリズムを刻みまくってる。素人でも同時期の人たちより上手いのが分かる。

さて、奴隷解放宣言でアフリカ系アメリカ人は完全に自由になりました!とはいえず。

結局アメリカ南部の絶えない差別から逃れるため、みんな北部に移動しはじめます。

いわゆる黒人の大移動によって、ブルースもアメリカ全国にジワジワ広がっていきます。


エレクトリック・ギター

世界初のエレキギター(?)
一応リッケンバッカーです
4年後にはみんながイメージするような
ギブソンの立派なギターが登場しています


ロックといえばエレキ、今や欠かせない存在。

エレキが売られるようになったのは1930年代で、ブルースよりも先に、ジャズに取り入れられます。

チャーリー・クリスチャン

Charlie Christian (1916-1942)

それまでのジャズにおけるギター(アコギ)というのは、伴奏としてコードを弾くだけの地味な役割。

チャーリーはジャズにエレキとアンプを持ち込み、曲中にがっつりソロを弾き始めた最初の人とされています。

ギターソロの発明者、なんと偉大な。

実力も評価され、1939年にジャズの名門ベニー・グッドマン楽団に加入します。

人種差別が激しい時代に、チャーリー含む
黒人ミュージシャンを多数起用しました

エレキギターの存在がどんどん知られていき、ブルース界隈でもエレキを使ってみようという
流れが起きます。

マディ・ウォーターズ

Muddy Waters (1913-1983)

はじめにブルースでエレキをやろうと思ったのは、シカゴの人たち。

そのためシカゴ・ブルースとよばれます。

マディはエレキを用いたブルースの第一人者であり、その影響力は計り知れない。

シブい…。でもめちゃくちゃカッコ良い。

すっかりブルースもジャズのようなバンド・スタイルになってきてます。


今回はここらへんで終了。

次回はいよいよロックンロールが全米を席巻します。レジェンドたちが続々と登場です。


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