生きてる短歌のタイムでワッサー vol.28
アイツにも彼女ができた放課後にシュートをきめたカッコイイ俺
故郷へもうすぐ還るわたくしの愛した人はいるのでしょうか
「あの方は悪い人です」嗚呼どうか、どうか私を許してほしい。
当然の帰結なむめり望まれし命が望まざれたることは
幸せだ、うちのこがいて幸せだ。我が家に来てくれてありがとう。
損したり悔しかったりする日々も私はきっとこの子と生きる
出口へと導く役を終えながらピクトグラムは焼け落ちてゆく
愚かしい大阪人の清濁を眺めつづける道頓堀は
感情に色があるなら明らかにジャンボタニシの卵色だね
地獄から解放されて幸福な夢は砕けた ぼくかえりたい
未練などなかったはずだ彼の子を産みたいなどとマリちゃんは言う
お前もか、私にママを求めるな。やめろ、やめろよ、愛しちゃうだろ。
悪人は悪人として死ぬべきだやめろわたしはヒロインじゃない
激情に駆られたようだ幼子はゲリラ豪雨へ駆けだしてゆく
いかんともしがたいことだ古き良き麦茶ックスもこの暑さでは
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