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GW

看護教員になったら、普通にカレンダー通りの休みでした。

多くの方々がそうであるのでしょうが、私には、社会人になって初めてのことで、新鮮なんだがまだ慣れない。週に5日間、朝から夕方まで働く勤務も、慣れない。正直つらい。いつ受診すればいいのか、いつ銀行や郵便局や、美容院にいけばいいんだろうか。

このGWは、子供たちの部活の練習試合の送迎に明け暮れ、合間で単身赴任している私の住処へ夫と子供たちが来て過ごした。単身赴任しなくても通える距離だし、通勤1時間なんて、多くの人がしているんだと思うが。自宅から職場まで、峠を越えるのがおそらく冬場につらいだろうと言うことで、部屋を借りた。3LDKなので、家族5人で過ごすにも広さは問題ない。目の前は西で海なので、水平線に沈む夕日を家族で眺めながら溜息がこぼれた。

街の端っこの3階に部屋を借りたので、水平線を眺めるのに遮るものはなにもなかった。

新しい職場に来て1ヶ月。一人も楽だが、週の合間に自宅に帰ったりして、それも疲労になるのだろうが、なんとなく家族が恋しくて帰っていた。夫は道中が心配だと反対していた。運転もそうだが、動物(キツネやタヌキ、シカ、最悪は熊だ)が飛び出してきたら、軽自動車は最悪廃車だからだ。事故は怪我が心配だから、帰ってくるな。さみしいけどな。と、繰り返す。

ふと、夫が「そういえば、付き合った期間入れたら、20年弱か」と言い出した。四捨五入もすれば、そうなる。子供が成人するほど一緒にいたのかと思うと、なんだか感慨深い。あっという間だった。今は物理的に離れているけれど、気持ちの距離が離れた感じはしない。

土日が休みなのは、夫も、子供たちも一緒。休みが一緒じゃなかった今までは、やっぱり一緒にいられなかった。スケジュールも立てやすいし、部活の送迎もしてあげられる。平日は、夏場にもうすこしガソリンが安くなったら帰ることにしよう。

病院勤務じゃなくなったら、コロナウイルスを持ち帰るんじゃないかという不安はなくなった。どこかへ出かけて感染するリスクは同じだが、職場から持ち帰るんじゃないかという不安は、はっきりいって恐怖でしかなかった。

環境を変えるのは勇気がいたが、やはりよかったんだと思う。

コロナが落ち着いたら、また新婚旅行で行ったザンクトゴアールに行きたい。ケルン大聖堂にも行きたい。イギリスの友人夫婦にも会いたい。ニューヨークにも行きたい。

つらつらと書いたが、久しぶりのnote。また気持ちのアウトプットをしていこうと思う。

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