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【テニス】3種類のスタンス

スタンスとは打つ時の右足と左足の位置による構え方のことです。

大きく分けて

「スクエアスタンス」「クローズドスタンス」「オープンスタンス」

の3種類があります。

これによって体の動き方が違ってきますのでその状況に適したスタンスも変わってきます。

1.「スクエアスタンス」

左右の足のつま先を結んだ線が打ちたい目標を向いています。

基本のスタンスですからまずはこれを意識しましょう。

その特徴は体が打ちたい方向に対して最初から90度横向きになっているので構えた時点でテイクバックが完了していることです。

そこから上半身だけを90度回転させればインパクトになりますのでコンパクトに振り抜けます。

方向性が一番いいスタンスとも言えます。

2.「クローズドスタンス」

これはつま先を結んだ先が打ちたい方向よりも右に向いているスタンスです。

テイクバックが大きく取れるのでパワーは出ますが、振り抜く時点で体が回転しきっているのでフォロースルーがとりずらくなります。

このスタンスを使う状況は走らされて追いついたボールを打つ時や意図的にボールの外側にトップスピンをかける時だと思います。

ただしフォア、バックともにスライスを打つ場合はこのスタンスの方が適しいます。

3.「オープンスタンス」

これはつま先を結んだ線が打ちたい方向よりも左に向いているスタンスです。

いわゆる体が「開いた状態」で一般的にはあまりしない方が良いとされています。

それはこのスタンスの場合は意識して上半身を右90度回転させないとテイクバックが完了しないからです。

オープンで構えて上半身をひねらないと腕の動きだけでスイングすることになり、いわゆる「手打ち」になってしまいます。

そうなるとパワーが乗らないだけでなく打球の方向も安定しなくなります。

緊張すると陥りやすい状態でもあります。

ただしインパクト後のフォロースルーを前に押し出すのではなく上にこすり上げる感じにするとトップスピンがうまく打てるようになります。

難しい打ち方ではありますがテンポの早い試合展開などでしっかり横を向く余裕がない時などは非常にありがたいものです。

練習段階で意識して打ってみると良いでしょう。

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