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穏やかなスタート

 新年度がはじまって半月たちました。みなさん新しい環境に少しずつなじんできているのでしょうか。

 1年前の自分の日記を読み返すと、慣れない仕事が急にたくさん降ってきて、思うようにいかなくて苛立っていたようです。が、今年はそのストレスがほとんどなくて、不思議なくらい穏やかです。

 今年度は自分の立場は特に変化がないのですが、周りの人はだいぶ入れ替わりました。ベテランの方々がごっそり抜けてしまって、かわりに比較的若い人たちがたくさん入ってきました。なので、不安でいっぱいのスタートだったのですが・・・。

 いやはや、新しい方々、すばらしいです。私が仕事してると近づいてきて、頼んでもいないのに手伝ってくれます。しかも、そういう人が何人もいる!!!!

 なかでも、わたしと似たような立場で一人異動してきた方がいるのですが、「とりあえず私がやりますから大丈夫ですよ」と言っても「いえ、来たばかりだし、いろいろ覚えたいんで」って、とにかく一緒にやってくれるんです。それどころか、放っておくと進めておいてくれる・・・!?わからなくても、いつのまにかいろいろ調べているし、慎重に作業する人なのでほぼ間違いがないです。そしてこうした仕事をいやがる様子が、まったくない。

 あと、たまたまデスクが隣になった新人が、立場はちがうのですが、まだメインのお仕事が始まらなくて手持ち無沙汰らしくて、印刷・ゴミ出し・棚の整理、そういうちょこちょこした作業をどんどんやってくれます。ありがたすぎる。

 前にいた方々も、もちろん自分に割り振られたことをてきぱきこなしていましたし、周りの人が困らないように、細かいところまで気を遣って仕事してくださっていました。が、どこかに「なんで自分がやらなければいけないんだろう、できることならやりたくないんだけれども」という気持ちがあるように感じていました。

 でも、今回来た人たちは、そういうのがまったくないんです。「新しい場所で、とにかく自分にできることを頑張りたい」ただそれだけなんですよね。だからどんな小さなことでも、本当に気持ちよく引き受けてくれます。そういう人たちと働くと、こんなにラクなんですね。うれしい驚き。思いがけず、ラッキーな滑り出しです。

#エッセイ #コラム #仕事 #新年度 #スタートライン #4月