【千歳空港】洞爺湖に手漕ぎボートで挑戦した話
約5年前の2018年4月22日に北海道の洞爺湖に行ってきました。
今迄に行った事のない所へ、「すごい大自然を味わいに行こう!」という事で選ばれたのが、北海道の洞爺湖であった。
ピーチ航空でチケットを予約して、関空から千歳空港へ。
予約していたレンタカーも無事に借りる事が出来ました。
まずは、空港すぐ近くにあった回転ずしをいただきます。
お腹が満たされたので、イグニスを飛ばして目的地の洞爺湖へ!
千歳空港から洞爺湖までは2時間くらいで到着予定です。
支笏湖を右手に見ながら約1時間程走行して、途中の道の駅のような「きのこ王国」で休憩。
きのこ汁100円(当時)で温まりました。
お土産もたくさん販売していましたが、先を急ぎます。
予定通り2時間程度で洞爺湖温泉街に到着しました。
街のいたるところに温泉や足湯があります。
しばらく洞爺湖の温泉街を歩き回ってみました。
廃業してシャッターが閉じられた店舗なども見られました、きっと大昔は沢山の人で賑わっていたんだと思われます。
この当時は団体の中国人観光客がお土産売り場に少しいる程度でした。
我々の予約した安宿にチェックインしました。
年季が入っていましたが、二人で寝るには十分な広さです。
夕食を戴いて、大浴場に入って今日は休むことにしました。
洞爺湖に挑戦
二日目の朝を迎えました。
今日は洞爺湖に挑戦する日です。
挑戦とは?
洞爺湖の真ん中には中島とよばれる、パワースポットがあります。
その中島まで、手漕ぎボートで漕いで行くのです!
手漕ぎボートで行ってもいいの?
動力船の邪魔にならないように注意して行けば大丈夫です。
もちろんレンタルボートのおじさんにも確認しました。
「中島までボートで行ってもいいよ。元気な人は1時間で中島まで行って帰ってくるよ!でも今日は風が強いから気を付けて」
よし挑戦してみよう!
1時間1000円なので、30分経過した時点で引き返さなければなりません。
おじさんに1,000円を払って手漕ぎボートに二人で乗り込み「西宮インターチェンジをちょいと降りて~♪お~い船が出るぞ~! 」と子供の頃に見たCMソングを口ずさみました。
私はオールを一生懸命に漕ぎ始めました。
「エッサ、ホイサー」「エッサ、ホイサー」
必死でオールを漕ぎます。
遠くに羊蹄山が見えます。
右手に見えるのが中島です。
まだまだです。
「エッサ、ホイサー」「エッサ、ホイサー」
必死でオールを漕ぎます。
この辺りになると、湖の底が大分黒くなってきたので若干恐怖心が出てきました。
洞爺湖は深いところで180m、平均でも100m程度はあるそうです。
「エッサ、ホイサー」「エッサ、ホイサー」
必死でオールを漕ぎます。
しかし漕いでも漕いでも全然進みません。
湖岸から離れると風が強くて、相当な腕力で漕ぎ続けなければこれ以上は無理そうです。
やがてボートは段々と東の方角へ流されて、湖岸に押し戻されました。
妻「何か凄い風が強くて寒い~、寒いよ~」
私「わかった、すぐに戻ろう!」
強風で湖上は4月とは思えない寒さです。
既に30分が経過したので戻らなければなりませんが、強風で漕いでも漕いでもボート乗り場に戻る事が出来ません。
しかし1時間で返却のため必ずボート乗り場に戻らなければなりません。
このままだと妻が凍え死んでしまいます、妻を助ける事ができるのは私だけです。
「ぱ、ぱ、パワー!」
「エッサ、ホイサー」「エッサ、ホイサー」
「エッサ、ホイサー」「エッサ、ホイサー」
残された腕のパワーで必死に漕ぎ続けました。
その甲斐あって、湖岸に沿って何とかボート乗り場に戻る事が出来ました。
「ふ~、死ぬかと思った」
大人になってこんなに危機的状況に陥る事はなかなかありません。
貸ボート屋のおじさんは、さっきまでの我々の危機的状況も知らずのんきに「はい、おつかれさま~」とボートを引き上げました。
手漕ぎボートで中島を目指すのは、夏の暖かい風のない日が良さそうです。
勇気と無謀を混同してはいけません。
洞爺湖周遊遊覧船
結局、遊覧船で中島に行く事にしました。
大人が一人1420円(当時)です。
遊覧船には、カモメ?が餌を食べにたくさん寄ってきました。
ものの20分程ですぐに中島に到着しました。
いつかまた手こぎボートで洞爺湖に挑戦してみたいな…
おわり
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