【カッコいいキャラってなに?】結論「格の高さ」です。

なかです!今回は
【カッコいいキャラクターってなに?】
という話です。

ここ10日間くらい、自企画の脚本制作を進めているのですが……

「なんかカッコよくならないなー」
「どうもダッサイなー」
「なーんかフツーだなー」

という事で、悩んでいました。

そもそも、かっこいいってなに?
もう迷子です。

……で、いろいろと先輩にアドバイスをいただいたり勉強した結果……!

「格」や……!
そう、答えは「格の高さ」でした……!
見た目じゃない!中身だったんや……!

ということで【カッコいいキャラ】を作るために必要な「主人公の格」について、書いていきたいと思います!

本記事では、格の高いキャラクターとは何か、格を上げるための具体的な方法、そして格の高い既存キャラクターの事例を紹介します!

自分の好きな「格の高そうなキャラ」を思い浮かべて、当て嵌めながら読んでもらえると良いかと思います!

1. 格の高いキャラクターとは何か?

そもそもキャラクターの格とは?

キャラクターの「格」とは、その人物の持つ威厳や尊厳、存在感を指します。格の高いキャラクターは、読者に強い印象を与え、その行動や言葉に説得力を持たせます。

そして物語の中心となり、他のキャラクターや読者に影響を与える存在が「格の高いキャラの役割」とも言えます!

逆に言えば、モブキャラは格が低い/表現してない可能性が高いです。格が高いモブは、もはやモブとは言えないですね。

2. 格を上げるための具体的な方法

明確な目的と信念をセット

主人公には明確な目的や信念を持たせることが重要です。使命感やビジョンを持つことで、その行動や選択に一貫性が生まれ、読者に対する説得力が増します。

例えば、家族を守るために戦う、世界を救うために冒険するなど、強い意志を持ったキャラクターは格が高く感じられます。

一方で、個人的には、抽象度が高い使命やビジョンを持つキャラクターは、その壮大さや高尚さから格が高く感じられる反面、親しみやすさが薄れることがあると感じています。

じゃあ抽象度が低い方がいいのか?という訳ではなく、抽象度を高くする場合は、具体的な目標や個人的な動機を持たせることで解決できると考えます。

主人公の格の高さと親しみやすさのバランスを取る方法

①大きな使命(抽象度高)があるけど、目の前の小さな使命(抽象度低)も見逃さない

早速分かりにくくてごめんなさい。
抽象的な使命やビジョン(ex. 世界平和のために戦う)を持たせつつ、その目的を達成するために、身の回りの小さなエピソードを描くことで、読者に親しみやすさを感じさせることができます。

例えば、主人公が身近な人を助けるシーンや、日常の小さな困難に立ち向かう姿を描くことで、読者は主人公の人間らしい一面に共感できます。

ここ結構大事だと思っているので、「漫画あるある」で補足すると↓

  1. 怪我をした子どもや困っている高齢者を助ける

  2. 仲間と一緒に過ごす日常を大切にする

  3. 道端のゴミを放って置けず拾ってしまう

  4. 大切な人のためにプレゼントを用意する

みたいな感じで、簡単に言うと大きい使命を背負っているけど、目の前のささやかな出来事も同じくらい大切にする。のようなイメージです。

②個人的な動機と壮大な使命の両立

①に内包されてる気がしますが、ちょっと違います。壮大な使命に加え、個人的な動機を設定することで、親しみやすさを保ちつつ格の高さを維持することができます。

例えば、「世界を救うために冒険する」だけでなく、「失った家族のために戦う」「愛する人を守るために戦う」などの個人的な理由を持たせることで、読者は主人公の行動に共感しやすくなります。

③人間的な弱さや葛藤を描く
どんなに高尚な目的や使命を持つキャラクターでも、人間的な弱さや葛藤を描くことで、親しみやすさが増します。

例えば、進撃の巨人のリヴァイ。彼がなぜあんなに強いのか、後半でネタバレし始めると途端にめちゃくちゃイイ味出してきますよね……!あとデスノートの夜神月が、自分を正当化しようとあーだこーだ言うのも実はこれに該当するのかも。詳しくは後述します!

試練と成長

主人公は試練を乗り越えることで成長し、格が上がります。例えば名台詞「仲間がいるよ……!」ONE PIECEのルフィがシャボンディ諸島で打ちのめされた後に泣きながら覚悟を改めるシーンなんかそうだと思います。

困難な状況や敵に立ち向かい、挫折や失敗を経験することで、その人物の深みが増し、読者にとってより魅力的な存在になる。成長のプロセスを丁寧に描くことで、主人公の格を高めることができます。

打ちのめされてもタダでは起きない。もう一つ例えるとヒロアカ第一話のデクも正しくその通りで

「無個性が有個性の強敵に、持ち前のヒーローオタク知識で、有個性の友人を助けようと突っ込んでいき、世界一のヒーローさえもその勇気で心を震えさせる」

デクカッコよすぎる。雑ですがこんなイメージが試練と成長で主人公の格を上げることができます。

3. 格の高い既存キャラクターの事例

ここまで、どんなに高尚な目的や使命を持つキャラクターでも、人間的な弱さや葛藤を描くことで、親しみやすさが増すという話をしてきました。

これにより、キャラクターはただの英雄や悪役ではなく、読者が共感しやすい存在となります。

という事で、僕が思う「格の高いキャラ」を勝手にピックアップして分析しました!

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)

リヴァイは調査兵団の一員であり、無類の戦闘能力を持つ兵士。物語前半は彼の強さや冷静さで魅了し、後半では彼の人間的な弱さや葛藤がより深く描かれています。

- 過去のトラウマと孤独:
リヴァイの過去には、友人や仲間の死、そして自らが背負う重い責任が存在します。特に仲間を失う度に感じる無力感や、戦友の死を防げなかった自分への罪悪感は、彼の内面を深く掘り下げる要素となっています。

- 仲間への愛情と保護欲:
リヴァイは一見冷徹に見えますが、実際には仲間への深い愛情と保護欲を持っています。特にエレンやミカサ、アルミンといった若い世代に対しては、彼らの成長を見守り、時には厳しく指導しながらも、常に彼らの安全を気にかけています。

- リヴァイの葛藤:
物語が進むにつれ、リヴァイは自身の信念と仲間を守るための行動の間で葛藤します。巨人と戦うことで仲間を失う恐怖や、エルヴィン団長との絆が彼の決断に大きな影響を与えます。

主人公もアルミンも格の高い存在ですが、個人的にはリヴァイが群を抜いてます……!

夜神月(デスノート)

夜神月は、死神から手に入れたデスノートを使って自らの正義を実行しようとする高校生。彼の天才的な頭脳と冷酷な計画は物語を緊張感で満たしますが、その内面には多くの葛藤が存在します。

- 正義の名の下に:
夜神月は犯罪者を裁くことで理想の世界を創造しようとしますが、その過程で次第に自分自身の行動を正当化するようになります。彼は自らを「キラ」として神格化し、自分の正義が絶対であると信じ込みます。この傲慢さと正義感の葛藤は、彼の人間性を浮き彫りにします。

- 内なる恐怖とプレッシャー:
夜神月は常に捕まる恐怖と戦いながら、完璧な計画を実行し続けなければならないプレッシャーにさらされています。彼の冷静な表情の裏には、ミスを犯す恐怖や、自らの正体がバレることへの緊張が隠れています。

- 家庭内の対立:
月は警察官である父との関係においても葛藤します。父が自分を信頼し、誇りに思う一方で、その信頼を裏切る行動を取り続けることへの内なる苦悩があります。特に父がキラ捜査の最前線に立つことで、月は自らの行動の正当性と家庭の絆の間で揺れ動きます。

完璧に見えるけど、実はめちゃくちゃ人間なのがデスノートの面白い一面ですよね……!

孫悟空(ドラゴンボール)

悟空はサイヤ人というチート的な力を持ちながらも、人間的な魅力と弱さを兼ね備えたキャラクターです。

- 無邪気さと学習能力
悟空は戦闘の天才ですが、その無邪気さや純粋さが彼の弱さでもあります。彼はしばしば敵を過小評価したり、戦闘の中で楽しんでしまうことがあります。これが彼の危機を招くこともあり、読者はその人間らしい一面に共感を覚えます。

- 仲間との絆と責任感
悟空は仲間や家族を守るために戦うことを最優先にします。彼は仲間との深い絆を持ちながらも、戦いの最中に彼らを守れなかった時の責任感や罪悪感に苦しむことがあります。これが彼の人間的な弱さを浮き彫りにし、読者に親しみやすさを感じさせます。

- 戦いへの情熱と自己犠牲
悟空は戦いを愛し、常に強敵との戦いを求めます。しかし、その情熱が時には自己犠牲的な行動に繋がり、家族や仲間を危険に晒すこともあります。彼の戦いへの情熱とその結果生じる葛藤が、彼のキャラクターに深みを与えます。

今回は「かっこいいってそもそもなんだっけ?答えは「格」です!」

というお話をさせていただきました。
そういえば、先日ジャンプ+で更新されていた「逃げろ松本」というデスゲーム×自転車の主人公がめちゃくちゃ格が高かったです……!

https://x.com/naka_bluechip/status/1819845340914442358?s=46

最後までありがとうございます!
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