芸術は爆発だ

1981年放映のテレビCMに登場した岡本太郎が放ったフレーズです。
このフレーズは皆様結構ご存知ではないでしょうか。
本日2月26日は岡本太郎の誕生日です。
岡本太郎美術館にいってみたいと思いながらノートを書きます。

元々ビデオカセットの録画品質を宣伝するCMで使用されたこのフレーズが世間の耳目を集め1986年の「新語・流行語大賞」を受賞しました。
「爆発」の語そのものは岡本が活動の初期から用いていたらしく反発する二つの要素を折衷せずに結びつけるという芸術理論「対極主義」が由来のよう。
また後年岡本自身によって「爆発」は人生論のようにも語られる。
しかし結果としては曖昧なままに一般に蓄積されていた「前衛芸術」に対する共有イメージに明確な形を与え、岡本ひいては芸術全般の大衆的心象における「変人」化を加速させることとなった。
初期から一貫して「大衆」を意識していた岡本の活動のひとつの頂点であると同時に日本の現代美術に影を落とし続けている言葉である。