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とんかつと父

トンカツはヒレだ。


今年の誕生日、そら豆と最近お気に入りのとんかつとん米へ。
ここのとんかつ、かなり美味しい。
お肉の甘み、、火の通り具合、まさに好み
衣も薄すぎず厚すぎず。
そして、おろしポン酢も美味しい。
私はヒレ、そら豆は上ロース。

この厚み!!

とん米の上ロース

それから、お米がこれまた
ものすごく美味しいのだ。

神戸の洋食

亡くなった父は
食べることが好きな人だった。
子どもの頃、神戸に出かけると
お昼は自分がいつもランチをしているお店の中から
お気に入りのお店に連れて行ってくれた。
父の会社が神戸にあったので、
お店は元町近辺が多かった。

今でももう一度行きたいな〜と思い出すのは

・初めてドリアを食べた元町不二家2階のレストラン
・初めてワンプレートの洋食ランチを食べたロッグキャビン
・とんかつ大雄

なんと、どれも閉店してしまっている・・涙
ロッグキャビンは去年閉店したって。

老舗の洋食屋さんロッグキャビンは
その名の通り山小屋風の外見で
天井が高くて(子どもだったからかも)
シックな店内に
子ども心にちょっと大人びた気分になった
そしてここで私は
日替わりのAランチとBランチという
「大人の」ランチを知った。
目玉焼きがのったハンバーグとフライ
スパゲティとポテトサラダにキャベツ。
いつも日替わりだったから
滅多に食べさせてもらえなかったけど笑
それとビーフシチューだったかタンシチューだったか・・
いただいたことがある。
柔らかくて感動した。
あと、確かプリン!
父はいつもデザートも楽しんでいた。




元町ロッグキャビン

おっと、今日はトンカツの話だった 笑
元町のとんかつやさん大雄(だいおう)は
元町の狭い道にあったビルの2階にあった記憶がある

関東ではヒレと言うけど
神戸ではヘレかつだ。

大雄で初めてヘレかつを食べた時の衝撃は
61歳になった今でも
じんわりと全身で憶えてる 笑
うちで食べる平たいトンカツと違って
まあるい切り口。
ふわふわのお肉。
衣も軽かった。
そして、確かデミグラスソースがついていたと思う。
ちょっと甘いやつ。
それも特別な感じがしてた
キャベツにもピンク色のドレッシングがかかってた。
今考えると洋食屋さん風だったのか・・・・
デザートに黄色い缶詰の桃が
ガラスの器に入って、
小さなウサギフォークが添えられていたっけ。

父は、「うまいか、うまいやろ」と
私が美味しそうに食べる様子を
嬉しそうに見ていた
今日は何食べよか、と聞いてくれることもあった。
連れて行ってくれたお店は
どこも常連だったようで
いつもお店の人と親しそうに話してた

とんかつを食べに行くたびに
父を思い出す。
そして
とんかつと言ったらやっぱりへれとんかつ。

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