作曲・編曲68
小林武史さんと言えば、あまり知られてはいないとは思いますが、自分的にはこの曲は外せないんですよね。
JUJUさんのカバーアルバムの中に収録されている「Miss You」です。
もちろんオリジナルは今井美樹さん、作曲は布袋寅泰さんです。
前にも書いた記事と同じような内容になってしまうので、どうかなあ、とも思ったのですが、文脈上外したく無かったのでまた書きます(笑)。
イントロからしてオリジナルの雰囲気をまるっきり壊しているんですよね。
イントロ、まず最初にドラムとベースで始まるんですよね。オリジナルからすれば、この時点でありえないアレンジでしょう。
妙にリズムが立っていて、その上ワウったギターまで入ってきて、小林武史さん、どうしちゃったの、という位、思いきりいっちゃっているイントロ。
もちろんイントロとして悪くはないのですが、あまりにもオリジナルの雰囲気をぶち壊しています。
正直、なんでこんな仕事をしたんだろう、と思ってしまうし、布袋さんへの冒涜では、とすら思ってしまうほどです。
でも何だか妙にはまっているんですよね。JUJUさんの声とアレンジが合っているんでしょうね。だから聴き続けてしまう。
で、エンディングで初めてオリジナルの雰囲気が現れるんですよね。
全く違うアレンジなのに、オリジナルへの敬意がここで明確になる。
これは普通の発想では生み出せないと思います。恐らく小林武史さんって「音楽」というものに対して自由な発想で取り組める方なんだろうな、と勝手に思ってしまいます。
後、こういうアレンジでも最後まで聴かせる自信もあるんでしょうね。
これって最後まで聴かないと分からない仕掛けですから(笑)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。