作曲・編曲105

やはり最近ではこの曲、外せません。というか触れないとさすがに聴いていないんじゃないのかと思われそうなので…。

あまり好きじゃないけど。

YOASOBIの「アイドル」です。

Just The Two Of Us進行の片鱗は見えるものの、あまりYOASOBIっぽくないですよね。

半音の動きが多いからかもしれません。

でも面白いかと言うとそうでもない。

むしろこの曲のポイントはサウンドにこそあるんだと思います。

明らかに世界市場は意識してますよね。

個人的には嫌いな「中田ヤスタカ的世界からみた日本のカワイイ系」がベースになっている割に、急ににゴージャスになったり、中東っぽくなったり、何だか妙にてんこ盛りなんですよ。

確かにこれ、世界的に売れるとは思います。

「外国から見た日本」を作りあげている感じ。

日本人が聴くとそうは感じないでしょうが、欧米的な視点から見ると、「ステレオタイプ」的日本であり、一種の「オリエンタリズム」と言ってもいいかもしれない。

わざわざこんなことしなくても、YOASOBIって世界的なミュージシャンになれると思うんですよ。

このやり方は確かに「近道」だとは思います。

ただ、こういう曲を出してしまうと、次も同じような曲を期待される可能性が強いでしょう。

そうするとYOASOBIの持ち味、壊れちゃうんじゃないかなあ。

やはり残念な作品です。

こんなこと書いたら、敵多く作りそうだけど、読んでる方も少ないし、まあいいか(笑)。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。