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インターナショナルスクールに通う娘に「ママの英語の発音 変だなって思う」と言われた日

我が家の娘は小学4年生から、ほとんど英語が出来ない状態で国内のインターナショナルスクールに受け入れて頂き、2年間が経過しました。夏休み明けから6年生になります。

先日6年生の送別会があったので参加して、娘の担任の先生や保護者と英語で話していました。担任の先生は英語と日本語両方出来るので、保護者懇談では日本語で話していました。書くのは得意ではないそうで、メールのやり取りは英語でした。

先生は私が日常会話くらいは出来るというのはご存じなかったようで、「英語上手ですね!」(「You speak English well !」とかだったかな?)と言って頂き、一緒に話していた保護者も「You do !」みたいな事を言われて嬉しかったので、家に帰ってから娘にその話をしました。

その時に「え~。なんか最近思うけど、ママの英語、発音が変だなって思う。」と言われたのです。

インターナショナルスクール編入当初の娘の英語力

娘はインターナショナルスクールに見学に行った際、「When is your birthday?」も聞き取れないレベルで、最初は学校の宿題を英語で一人でやるのは難しく、私と一緒にやっていました。学校から家で読むように言われて渡された本は、ネイティブの3歳児が読むようなレベルでした。

学校では先生も日本語が出来ましたし、クラスメートにも日本語の出来る生徒はいました。すごく人数が少ない学年だったので、かなり助けてもらいながら授業を受けていたようです。(娘の学年だけ人数がかなり少なかったので、受け入れて頂けたのかもしれません。)

半年くらいたった頃から、少しずつ自分で宿題をやれるようになり、分からない時は私がヘルプしていました。私自身も苦労して20代後半で英語を習得した経験があるので、最初の1年は全然出来なくても仕方ないと思っていました。そうでなければ、焦ったかもしれません。楽しく学校に行けてるだけでも、感謝していました。

けれども私は、娘がインターナショナルスクールに編入した時から、2年後くらいには、下手すると私の英語力を抜かしてしまうかもしれない、と思っていました。英語環境にいれば、だいたい2年目くらいから少しずつ伸びていくからです。でも、その頃は娘にそう言っても「全然そう思えない。」と、信じてもらえませんでした。

2年目の英語環境にとまどった娘

娘の学校では、5年生と6年生は一緒に授業を受けます。6年生には日本語を話せる生徒はあまりおらず、急にかなりの英語環境になってとまどっていました。

特に国際バカロレアの授業が、去年と比べると急に内容が難しくなり、英語のレベルが格段に上がりました。そしてクラスメートとも、インターナショナルスクールなのですから当たり前ですが、英語でコミュニケーションを取らざるを得なくなりました。

4年生の時は、英語が話せなかったら最悪日本語で聞けるという安心感があったようですが、それが出来なくなりました。

そういう訳で5年生になった当初は、あまり楽しそうに見えず、担任の先生に相談したり、色々と心配しました。

娘の場合は環境適応力は高いので、少しずつ慣れて行き、以前のような笑顔が見られるようになりました。そして、英語力も急に伸びて、先生も驚かれていました。

無事に5年生が終わり、学校から大量のプリントやノートを持ち帰ってきたのですが、かなり難しい内容で、娘も頑張っていたんだなと感じました。

「まほうのレシピ」を英語字幕で見て笑う娘

英語の勉強を兼ねて、「まほうのレシピ」というアマゾンプライムオリジナルを娘と一緒に観ています。最初は日本語字幕で観ていましたが、娘が「英語字幕でも大丈夫そう。」と言いだし、英語字幕で観るようになりました。英語字幕でも全然大丈夫で、普通に笑ったりしているので、「結構分かるようになってるんだな」と思いました。

正直言って、私が「あれ?今どういう意味だったのかな?」と思っているのに、娘は「うんうん」とうなずきながら観ている事が時々あったのです。

娘の英語力は場合によっては私より上らしい

そんなところに、娘の「ママの英語の発音変だと思う」発言です。会話の中で私が「It was you !」と言ったのが、「なんかママ、イット・ワズ・ユーって言ってたけど、学校の先生とか、イットのトはほとんど発音しないよ。なんかイッワズ・ユーみたいな感じ」だそうです。言われてみればそうかもしれないですね。

私自身は、数ヶ月前英語のテストを受けた時に、発音は良いと言われましたし、英語ネイティブとも何とか話は出来ます。語学学校の先生とかではなくて、普通の英語ネイティブにも通じるのです。もちろん、発音が良いと言っても、日本語なまりのある英語だという事は自覚しています。

おそらく、私は外国人としてはマシな英語ですが、英語ネイティブに囲まれた環境で日々過ごしている娘的には、英語ネイティブと比べると「おかしな」英語なのでしょう。

小学生からインターナショナルスクールに入るという事

親としては、「大人になってから英語習得すると、話す事は出来るけど、一生英語ネイティブにはなれない。・・・というのが分かってるから、小学生のうちにインターナショナルスクールに入れたんだよ!」と、ちょっと吠えたくはなりますが、、まぁこの「英語の発音の何が難しいの?」みたいな自覚のなさこそが、良いのでしょうね。

いつか、娘が大学生くらいになってから、「小学生のうちに英語が出来るようになっといて良かった」と言ってくれたら嬉しいなと思っています。

近くにいくつかインターナショナルスクールはあっても、誰も子どもを行かせる親はいない、という環境の中で、公立校からインターナショナルスクールに転校させるのは、何も情報がないですし、すごく迷いました。

突然インターナショナルスクールに放り込まれた娘も大変だったと思います。でも、だいぶ英語が上達してきた娘を見ると、あの時決断して良かったのかなと思っています。






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