家族の絆を紡ぐ農作業
今朝の6時から収穫した米のもみすり作業を行いました。
毎年恒例ですが、今年は、父、おじ、兄、兄の長男(6年)、姉の長男(高1)、私の総勢6人でやりました。
もみすり機でひたすらもみ殻を取り除き、30Kgを25袋、20Kgを67袋、約2トンの玄米の袋詰めを行いました。
今年もたくさん実り、田んぼの神様に感謝です。
終了時間は、14時。8時間ぶっ通し。
おじさんの家で、もみすり作業をしたため、出来上がった玄米を軽トラックに積んで実家まで3往復しました。
もみすりで出たもみ殻を、畑に肥料として撒くために3往復しました。
玄米の袋も、もみ殻も重たくて、かなりの重労働です。
甥っ子達も大活躍でした。人がたくさんいると、精神的に楽になります。
昔から我が家は親戚同士の絆を、やたらと大切にしてきました。
このような農作業を親戚総出でやらざるを得なかった稲作文化に由来しているのだと思いました。
父は農家の長男として生まれ、勉強が得意でしたが、実家の農業を継がなければならず、行きたかった進学校を諦め、地元の農業高校に行きました。
短大を卒業後、専業農家にはならず、起業し、実家の農業を兼業農家として続けてきました。
経営者としてのバイタリティや行動力、したたかさは本当にすごいなと思っています。今でも現役です。
私が高校生の時まで市会議員もしていたので、本当に多忙でした。
父と一緒に過ごした記憶は少ないのですが、一緒にキャッチボールしたり、旅行に行った時の思い出は楽しい思い出として残っています。
姉がシングルマザーのため、姉の長男と次男の父親がわりになれたらと思って、私もことあるごとに2人と一緒に遊んだり、旅行に連れて行ったりしてきました。
2人とも、心優しい男の子になってくれました。
自分が限られた進路選択しかなかったからこそ、父は、兄や姉、私には好きな道を歩ませてくれました。
兄も私も父が行けなかった進学校に進み、大学まで行かせてもらいました。
先祖代々守ってきた田んぼを、父は大切にしています。
兄も私も実家を継ぎませんでしたが、父が元気な間は実家の農業を支えていきたいと思います。
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