朝のエッセイ

今日という日は二度とこないから

 おはようございます☻今日は最高気温4度だそうで、ダウンを引っ張り出してきた。目覚ましがなる前に目が覚めたのになかなか起きられなくて、遅刻しそう。

 こんな日に限って髪型はきまらないし、眉毛がボサボサしてるのも気になるし、娘はいつも通りマイペースだし、夫も遅刻する気満々で隣でコーヒーをすすってるし。

 普段ならなんて事ない事でもいちいち気に触ってしまうのは、私がほんとはのんびりしていたいからなんだ。

 髪もボサボサで服も決まらない。イライラしたまま家を出た。

 空は雲一つなく素晴らしい快晴だから空気がとても冷える。上着を着なかった娘と手をつないで、せめて手だけでも温めようと私の袖のなかにいれた。

 太陽に照らされ橋を渡る。

 娘は歩くペースもゆっくりだからそれに合わせてゆっくり歩く。

 ふと私たちの影が目に入った。幼稚園児らしい帽子をかぶった小さな影と、手を繋いで歩く大人の影だ。

 その光景は、二度とこない瞬間。来年の4月には小学生になるから、手を繋いで登降園するのもあと4ヶ月。冬休みや春休みもあるから、ほんとはもっと短い。

 今日というこの日は二度とこない。だったらイライラして過ごすのは すごく勿体ない。

 気づけてラッキー☻

 今日も一日、どうやって自分を楽しませようか。


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