9/19の日記(青いバナナ)

今日職場の人から聞いた話。

ある人が庭でバナナの樹を育て始めた。
でも去年の冬は寒すぎて実が熟さなかったので、硬いままのバナナをたくあんにしたそうだ。

興味本位でバナナを育ててみたけど上手くいかなかった、というくらいならありそうな話だ。でも、バナナをたくあんに・・・というのは全く予想できなかった。漬ければちゃんと漬物になるんだ。一体どんな味なのか。熟してないバナナということはきっと元は緑なんだろう。それがどれくらいの黄色っぽい仕上がりになるのか。そもそも、漬けられてシワシワになったとはいえ明らかにバナナの形をしたそれを見て、人は果たして本当に「たくあん」だと思えるのか。

疑問は尽きないけれど、実際にそれを食べた人だけが答えを知っている。そしてそれを食べられるのはバナナをたくあんにすることを思いつける人だけだ。でもその発想は、無理やり頭をひねれば出てくる類のものではなさそうだ。きっとその人は流れるように「たくあん」という答えに行きついたんだと思う。硬いものをたくあんにして食べやすくするのが自然な暮らしをしているんだろう。

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