ざわざわ森のがんこちゃん(末吉暁子 武田美穂 テレビ人形劇)
1996年放送開始のEテレの人形劇、現在も放送中。
平成以降に子供時代を過ごした人は何となくでも見たことあるんじゃ?
自分は小学生の日常を描いた系の話と思って見てた。
成人してから、懐かしさだけでふいに公式サイトでがんこちゃんの世界の設定を見たら衝撃を受けた。
番組紹介を引用すると、
物語の舞台は、遠い遠いすごく遠い未来、人類滅亡後の地球。「新世代恐竜」の子ども・がんこちゃんは、ざわざわ森で暮らす小学一年生の女の子です。
ワニのバンバンやカエルのケロたちクラスメートと一緒にマンナカ小学校に通っています。
力持ちであっけらかんとしたがんこちゃんと仲間たちが、明るく楽しい珍騒動を繰り広げます。
…人類滅亡して恐竜復活した世界なのかよ!!!!
さらに、がんこちゃんの小学校の校長先生の公式キャラ設定がこちら。
カメの校長(こうちょう)先生。人間がざわざわ森にいたころからざわざわ森に住んでいるので、ものすごく年をとっているらしいが、本当の年はだれも知らない。ものしりでゆうめい。
…作中でしれっと、人間がかつていた生き物扱いされている。まじかよ。
Wikipediaにもっと細かい設定が載っていた。
環境汚染の影響で一部の地域を除いて地球は砂漠化し、人類は既に絶滅していた。
そこではかつて人間による遺伝子操作によってつくられた高度な知能を持つ恐竜などの動物達(サソリやカタツムリ、キノコや木、あるいは河童などの架空の動物をベースにした生物もいる)が、人類に代わり、地球で文明を営んでいた。
人類滅亡の過程を描いた番外編も2016年に放送されていたらしい。
結論だけ載せると、人類は皆、砂になって消えた。
ざわざわ森の周りにある砂は、かつての人間………
ここまで書いてて思った。
自分は今、生きる死ぬ病気云々とか、周りの人間がどうのこうのとか、将来どうするとか ごちゃごちゃ考えてるけど
もしかしたら、自分も含め人間や文明諸共に全部砂になって消える最期とかもあったりするのか?
悩んでることや期待してることも含めた未来予想丸ごと、全部砂になって消えて、
別の生き物達が何事もなく明るく楽しい珍騒動を繰り広げる未来。
今、自分の目に映るものや脳内で思い描いているものは、全て呆気なく消える末路を辿るのかもしれない。
なんなら、自分の死因自体、人類滅亡かもしれない。
怖い?
いっそ、人類も文明もみんな一緒なら怖くない?