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モバイルハウス 3万円で家を作る を読んで

 コロナ禍中、YouTubeでミニマリストさん達の動画をずっと見ていた。その中の一人で、シブさんという有名な方がいらっしゃるのだが、公共の施設を使って、自宅には物を置かない。というライフスタイルを発信していて、(なんか、どこかで聞いたことがあるな~)と、思い出したのが、この本でした。

モバイルハウス
三万円で家を作る

坂口恭平 著  集英社新書

 路上生活者のロビンソンクルーソーさんから、家作りのノウハウを学び、2畳間大のモバイルハウスを作る。

 まず、断わっておくが、女性が暮らすのは無理、とか子どもが出来たら無理などの、ツッコミは脇に置いて読もう。

 まず、お風呂は、銭湯に行くので風呂は無い。ここで、まず地域が限定される。最近は、そこそこの地方都市でも銭湯が廃業してしまうのだ(泣)

 何が言いたいかと言うと、自分の家をミニマムにするには、社会インフラが整っていないと、厳しいと言うこと。そこのバランスが難しいと感じる。

 最近で言うと、ムラブリの著者が、モバイルハウスを作ったと、言っていて、同じ流れが来ていて興味深い。

 坂口さん、伊藤さんも、基本的に脱国家みたいな永遠の旅人を目指しているのか、共通点が多くて面白い。

 今は、若い人達は、莫大なローンを抱えて家を買うことに疑問を持つ人が増えている。

 で、本文p151モバイルハウスヴィレッジ計画。になる。
 
 私も、過疎対策として、ドカンと大きな村営住宅を作るのではなく、小さなモバイルハウスを受け入れる地域があったら良いのにと思っていた。

 村作りは、男の夢みたいな側面があり、作っては消えてゆく。というか、頓挫することが多い印象を受ける。

 私が知らない地域で、成功しているモバイル村があるかも知れないけれど。

 モバイルゆえに定住せず、長期的に地域に貢献しない、出来ない住民と言うのは、どうなのか。う~ん。

 歯切れの悪い読書感想文になってしまいましたが、この本に興味を持ってくれた人は、イイネ。を押して下さい。

喜びます😊



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