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苦痛な通学から生まれる楽しい時間

私は人間観察が好きです。

週4で横浜から所沢までの2時間ちょいの通学だと、沢山の人に出会います。(もちろん話すことは無いけど)
1時間半以上同じ電車に乗っていれば、周りの人はコンスタントに変わっていくし、駅からキャンパスまでのバスも多くの学生が乗っています。

1限ともなると5時半に起きる生活なので、私は電車の中ではよく寝ています。目を瞑って起きた時には車内は全く違う光景…なんてことはよくあること。
私はこの目を開ける瞬間が好きです。寝る前に見た光景は大まかではあるけど記憶されており、次起きた時に感じる違和感は、寝ていた間の入れ替わり。そうすると、新たな人を自然とフォーカスする事ができます。

もちろん、知らない人を凝視するわけではないし、号車全体の人を覚えてるわけではありません。ただ、視界の中の一部の光景の変化が気になり、ぼんやり観察するのが好きなのです。

実際、今も電車に乗っていて「2つ前の駅で乗ってきた前の席の人はお洒落なスーツを着こなした30代くらいの男性で、スマホを見ながらつまらなさそうにしてるな。会社行くの嫌そう」とか「小学生2人組は、昨日の出来事を話しながら楽しそうにしてるな。この子達は純粋無垢なんだろう。」とか外見と表情からその人の気持ちやどんな人なのかを想像しています。

正直、2時間以上かかる通学はキツいです。まして、去年1年はオンライン授業だったため、朝早く起きて、自転車を爆走させ、決められた時間の電車に乗り、東京を越えて埼玉まで遠征、それを往復する生活は思ってたより心身に負担がかかります。
それでも、このちょっとした人間観察のお陰で苦痛な通学も少し楽しくなりました。

今日で1週間の大学生活もおしまい。久しぶりにキャンパスに通って、友達に「わー!1年ぶり!元気にしてたー?」なんて会話する生活も結構楽しかったりするから、この通学時間をいかに楽しめるかが私の腕の見せどころです。

ところで、オンラインになってから通学がなかったので、1年以上見かけてないけど、毎日見かけていた金正恩風カットの会社員は元気にしてるかな?

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