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#13 本棚の余白:無職40日目

noteの存在を忘れていた。
毎日更新しようと意気込んでいたのにこのざまである。
お盆は台風に惑わされ、体調の方も絶好調から絶不調を行ったり来たりして、何もしていないのに一人でへろへろのぷうになっていた。
先週あたりからようやく平常心を取り戻し(大好きなStray Kidsのワールドツアーも始まり)、身の回りのことを何とかこなせるようになった。ちなみに体重は2キロ落ちた。

noteの存在を忘れていた。
と先に書いたが、ちょっと間違い。気持ちの余裕が生まれないと、ここには来られないみたい。
机の上にいつか飲もうと放置していたドリップコーヒーの封を開いて、いただきもののシャトレーゼのシュガースコーンを温め、それを齧りながらこれを書いている。

今日は本棚の断捨離をした。私の苦手なことランキング第7位ぐらいであろう「本を捨てること」を行ったのだ。ただでさえ物を捨てることが得意でないのに、本なんてなおさら。だが、今年の目標のひとつに「部屋をすっきりさせる」とあるから、手始めに最難関である本棚に手を付けることにした。

まず手放したのは「いつか読み返すかも」という理由でかなりの場所を占めていた小説やエッセイたち。1回読んで「まあまあ面白かった」というものが多く該当する。

ばさばさと本棚から下ろしているうちに、気づく。本当に好きな本は、限りなく少ない。
小学校のころから好きだった「十二国記シリーズ」、中学の頃に夢中で読んだ森見登美彦氏、ディケンズの「クリスマス・キャロル」、芥川と太宰作品、人を好きになるたびに読む朝倉かすみ氏の「ほかに誰がいる」…。
手元に残ったのは、手垢にまみれたものばかりだった。

積読も興味を失ってしまったものは容赦なく捨てた。積読の恐ろしいところは、気づいたころには関心が薄れて、読まなかったものはいつか奥に追いやられて澱のようになってしまうこと。
特にメンタル系の実用書は、当時は悩みを何とかしたくて買うのだけど、病み過ぎて読む気力すら潰えて結局放置…、なんてことが結構ある。(お金もったいねー!)
「なんでこんなの買ったんだ…?ああ、当時は悩んでいたんだね…」
と、過去の自分を少し憐れんだりして。

何十冊も手放したおかげで、本棚にはかなりの余裕ができた。この余白を埋めるのは、恐らく韓国語習得のための学習書が多くなるんだろうな。
(絶賛ハングル勉強中)

みなさんは本を捨てること、得意ですか?
本を手放す基準は、何ですか?



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