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虚無感に駆られる日々 第十章
第十章 関心と罪悪感
体育祭は無事終わり、私達の担当する仕事も問題なく終えることができた。
私は片付けの間 もっと頻繁に話したい欲求に忠実になり、愛嬌さんにLINE交換を頼んでみた
「LINE持ってなかったよね?良いかな」
少し驚いた表情を見せた後は、すぐに笑顔で彼女は答えた。「もちろん、いいよ!」
私たちはLINEを交換し、今後も連絡を取り合うことを約束した。
その夜、私は家に帰ってから、
虚無感に駆られる日々 第九章
第九章 心のつぶやきが溢れる前章から月日は流れて、体育祭の時期となった。
校庭にはカラフルなテントが並び、生徒たちは競技に向けて準備に忙しそうだった。私は特に積極的に参加することもなく 全員参加の競技にだけ出るやる気のない生徒の一人だった。
高校では部活に入り、その関係で広報担当をしていため 一般生徒とは違う席位置だった。
偶然にも、部活の関係で愛嬌さんも広報担当だったので席は隣だった。
※
虚無感に駆られる日々 第七章〜第八章
第七章 気まずさの解消は唐突に授業も本格的に始まり 時は少し流れて5月下旬頃
私は学校を終えて、いつもの電車に乗り込んだ。
席に座り、ボーッとしていると 横から誰かが話しかけてきた。
「久しぶり〜」 顔を見上げると 喋りかけてきたのは温厚さんだった。
私は3月の春休み以降 彼女に対して気まずさを感じていたので リアクションに困り 思わず狼狽える
「えっぁあっぁぁ……うん 久しぶり」
虚無感に駆られる日々 第五章〜第六章
第五章 第三者からの評判前章から 時は過ぎて 高校の入学式も終わり
いよいよ クラスでの自己紹介も終わり、席が近い人達と話し始めた時だった。
私 「X市の A中学校から来たんだ」
隣席の男子生徒(以下 隣席くん)「えっ?!X市 それなら俺もだよ
しかも A中なら 何人か知ってるよ 」
私「えっ?!そうなん 誰わかるん?」
隣席くん「塾が同じだったから 男だと ◆くんとか▲くんとか 女子だと
虚無感に駆られる日々 第四章
第四章 意外な反応そうして 前章から三日後
私はもう 残りの人生 塞ぎ込む日々なのだろうと完全に諦めモードになりつつあった その時だった。
いきなり美人さんからラインが来たのである。
「いきなり ごめん〜 漫画借りっぱなしだったよね?
いつ返せば良いかな?」
私はそれまで精神的に疲弊しきっていたので、貸していたコトすら忘れていたので、ラインが来た際は理解が追い付かなかった。
数十秒後 私は
虚無感に駆られる日々 第一章〜第三章
前書き 今まで 私の小学校四年〜中学校三年までの 初恋における狂った日常を記載してきましたが、後日談に関しても希望があったので 少しばかり書かせていただきます
第一章 思い出の喪失 私は絢辻さんと絶縁してからというと、ずっと一日中 部屋に寝込み 泣く気力も無くなるほど憔悴しきっていた。
私は毎日 「あの人の為に死ぬべきだ… あの人の為に死のう… 死を持って償うべきだ…」と呟きながら 横にしてい