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京都とお好み焼き

無量寿堂に眠る両親をお参りのため、夏冬2回、京都の大谷本廟と西本願寺を訪れている。以前は「夏はお盆」と決めていたのだが、ここ数年の夏の暑さは尋常ではなく、本格的な夏が来る前にお参りをしている。今年は7月1日の土曜日を予定していたが、梅雨の盛りの大雨だったので一日先伸ばして翌2日の日曜日に行ってきた。 

自宅から西本願寺までは150kmほどの距離。朝5時前にマイカーで家を出て、下道を走って約4時間。西本願寺の北隣にある聞法会館の駐車場に9時前に到着した。西本願寺での参拝は後回しにして、聞法会館正面のバス停から大谷本廟方面に向かうバスに乗った。コロナ以前はこの駐車場から無料シャトルバスが運行されていたのだが、今は廃止されている。参考までに聞法会館前バス停から大谷本廟までの運賃は230円でSuicaも使える。

バス停から見た聞法会館

大谷本廟の狭い地下駐車場前でバスを降り、警備員さんと朝の挨拶を交わしながら駐車場奥の階段へと向かう。階段を上る元気がなく、今回はエレベーターを使って第二無量寿堂がある5階(?)で下りた。4時間かけて訪れた割には極めてアッサリとしたお参りを済ませて明著堂へ向かう。空調が効いている第二無量寿堂とは違い、屋外は既に暑い。明著堂は親鸞聖人の墓所である祖壇の前に位置する拝堂であるが、明著堂でのお参りもサクサクと済ませて本廟会館通路のベンチで一服(喫煙者ではない)する。

第二無量寿堂(右)
明著堂
仏殿(右)と読経所

大谷本廟の仏殿横の通路にある蓮池。今から2000年以上前の古代の蓮の実から発芽、開花を成功させた大桑博士の名前から大賀蓮と呼ばれている。その子孫が大谷本廟でも植生している。大谷本廟では総門の下の眼鏡橋を挟んで大きな蓮池があるが、ここの蓮も古代蓮である(全く咲いていなかった)。

鐘楼と古代蓮(大賀蓮)

本格的に花咲くのはこれからでしょう。

膨らむ前
総門

総門は1710(宝永7)年宗祖親鸞聖人450回忌法要を修するにあたり、同年3月に建立された。額の「大谷本廟」の文字は、江戸時代後期の公卿、九条尚忠の筆による(とのこと)。

鴨川と旅館「鶴清」

いつもは五条坂バス停からバスに乗るが、炎天下のバス待ちも辛いので今回は久しぶりに京阪清水五条駅までぶらぶらと歩いた。すれ違う人はほとんどが清水方面へ向かう外国人旅行者でコロナ以前に戻った感じである。
鴨川の歩道(花の回廊)から川床のある建物を眺めた。

京阪清水五条駅から東福寺駅経由でJR京都駅へ移動。特に京阪電鉄車内は乗客の3割、いやもっとか…、を外国人旅行者が占めている。某商業施設のレストランにあるお好み焼きチェーンでランチタイム。施設内で買い物をして徒歩で西本願寺まで移動する。ゆっくり歩いても20分程度の距離だが、夏の日中は帽子などの暑さ対策をしていても体に堪える。

西本願寺・御影堂(手前)と阿弥陀堂
大銀杏と蓮の・・・

大銀杏前にあるこの物体。これが何なのか判らない。西本願寺の境内図に記してあるものもあるが、名称までは載っていない。蓮の花をモチーフにしていると思われるが、噴水なのかただの水瓶なのか、何なのかを知りたい。

さて、タイトルにある「お好み焼き」。普段あまり食べる機会がないこともあって、筆者はたまに食べるお好み焼きが大好きである。以前は京都から在来線に乗ってわざわざ大阪梅田まで食べに出かけたものである。ここ数年は京都駅周辺のチェーン店で頂くことが多い。公共交通機関を利用して京都を訪問する際は、生ビールととん平焼きがメニューに加わるのである。

お好み焼き・・・ではなく、モダン焼き

 帰途、「道の駅 びわ湖大橋 米プラザ」で休憩の後、琵琶湖大橋が有料(軽自動車ETCは80円)とも知らず、また出口(料金所)で渋滞することも知らず突入した。琵琶湖大橋を渡る様子を動画撮影していたがアップロードできず削除となったのでした。リベンジしたい。

旅行日:2023年7月2日


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