期待と信頼
「期待はしていない、でも信頼している」
期待と信頼は結構履き違えが起きそうですね。
そして、履き違えると大きな問題になりうる間違いだと思ってます。
以下、それぞれの言葉の意味を拾いました。
【期待】
ある人がそれをするのを(他の人が)あてにし、心待ちに待つこと。将来それが実現するように待ち構えること。
【信頼】
信じて頼ること。たよりにできるとして信ずること。
どちらも、自分と他人との間に生まれるものです。
また、人間関係がしっかりしていれば、受ける側はどちらも嬉しいはず。
嬉しいからモチベーションが上がったり、成長に繋がるのではないでしょうか。
しかし、受けた側が失敗した時、大きな問題に発展します。
期待に対し失敗した場合
期待した側は、実現できる前提で待ち構えているため、失望が大きくなります。
それだけではなく、不安に感じるようなことがあれば失敗してないのにイライラしてしまう事はよくあるのではないでしょうか。
結果、受けた人が焦ったり、逃げたくなったりと、心理的安全性が薄れると思います。
チーム作りとしては良くない傾向です。
信頼に対し失敗した場合
信頼は相手を信じて頼ることです。
そのため、結末は関係ないです。
だから信頼に対し失敗というのは無いと思ってます。
もし失敗したと感じるのであれば、そこには実現できる前提が待っていて、期待してしまっているからです。
信頼と期待の使い方
僕は、「期待はしていないけど、けど信頼している」この考えは重要だと思います。
ティール組織にしても、アジャイル開発にしても、個々が信頼し合い、それぞれがもつ能力を最大限に発揮することが重要です。
その状態が、チームの最大化だからです。
そして、期待は一種のスパイスだと思ってます。
かけ過ぎはダメだし、なさ過ぎは刺激が足りない。
そして相性が良くないと全く別のものになってしまう。
ただ、この考えに、プラスしたい。個々の個性に期待しているという点を。
個々の得意なことに視野を当て期待されることで、やる気も進め方も変わってくると思います。
だから、仲間には「自由にやって、信頼している」と伝え、失敗しそうだと感じたらフォローできる関係でいたいと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?