PMロールへの挑戦と体験話
この記事は、プロダクト筋トレコミュニティのアドベントカレンダー向けの記事です。
はじめに
この記事では、私がロールを切り替え、実際にPMとして活動し始めた体験をまとめました。
人それぞれ違う部分あると思いますが、体験話として読んでもらえたらと思います。
ロール切り替え
2021年6月、スクラムマスターからプロダクトマネージャにロールを切り替えました。
インタビュー記事で切り替えた部分の想いはまとめていただいたので割愛。
ジョイン前にやるべきこと
知識の整理
実際にジョインすると、課題が溢れかえっていると思います。
(量関わらず)知識を持ち合わせているのであれば、その知識を引き出せるように準備することでジョイン後の動きが変わると感じています。
【実際の体験として】
今まで自身で集めたプロダクト開発知識の整理と、経験のない点を少しでも補うべく、2021年3月に発売されたプロマネのすべてを熟読しました。
今回、経験が無かったこともあり、「すべてを理解」までは到達できていませんでしたが、Part2、Part3については、ジョイン直後にプロダクト現状を捉えたり、チームやステークホルダーの理解を深めるのに活用できたと体感しました。
つくりたい世界観のイメージ
よく、目の前の問題に埋もれてしまって、見失うと聞いていました。
実際に、ジョインして数カ月経ちますけど、時々振り返らないと忘れてしまうと実感しました。
今回は、あらかじめイメージしていたこともあって、ブレずになんとかやっていけてます。
【実際の体験として】
ジョイン先の事業部のVisionを元に、関わる予定のプロダクトを通して、お客様にどうなってもらいたいのか、仮説を元に、ひたすら考えました。
あらかじめイメージしておいたことで、ジョイン後、目の前の問題が溢れてしまいがちな中でも、ゴールを見失わずに済むので「やるべきこと」、「今はやらない事」、「やらない事」の整理ができたと体感しました。
ジョイン後やったこと
意識の統一
何も決まっていないカオス(伸びしろと言ってます)な状態だと、チーム内でそれぞれの考えが飛び交い、誤った情報等が生まれがちです。
情報を整理し、また、方向性を見出し、導く必要があります。
【実際の体験として】
ジョイン先のプロダクトとしては、サービスイン1ヶ月前。
プロダクトの仕様理解も足りない状態で、サービスイン後の営業、サポート保守、カスタマーサクセス体制等考えないといけない点が多い中、情報は錯綜している状況でした。
そのため、まずは関係メンバーの観察し、必要な指標を見定め、ともに整理したことで、サービスインというターゲットに絞った形で進行できたと体験できました。
ビジネス、開発それぞれとの関係性構築
ビジネスと開発では、視点が違うため、ビジネス側から過度な要求が開発に届き、開発が苦戦する等よくあると思います。
間に立ち、それぞれの考えを受け止めながら、ちょうど良い点を見出し進めるために、関係性構築は重要だと体感しました。
【実際の体験として】
ジョイン後、PMMに困っていることなど含めて1on1で話しをし、PMMやビジネス側の状況を理解しました。
同じく開発側は、メンバーと話しをしながら、開発メンバーがどのように開発したいか理解し、自身もスクラムマスター経験を理解してもらい相互理解に繋げました。
結果、ビジネスからの要求はアウトカムを意識するように、PMMとともに考え、過度な要求を無くし、不具合対応の対応時期などは開発の優先順位を元に算出するようにして、余計なコミュニケーションを減らせました。
その後
まだまだ課題はたくさんあります。
やらねばならないタスクもたくさんあります。
でも、一つ一つこなしながら、プロダクトの価値をお客様に届けることが大切だと思うので、学び成長しながらやっていきましょう。
とりあえず、アジャイルの中でのロードマップとかまだまだ悩み事はいっぱいです。