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離れていてもチームで

緊急事態宣言 Advent Calendar 4日目の記事です。

リモートワークで無くなったもの

元々、緊急事態宣言が宣言される前から、育児の都合で週に数回リモートワーク制度を利用していました。

リモートワークについては、通勤時間を、家事育児に当てるなどメリットがある一方、対面での雑談で補っていた、チームメンバーとの「相互理解のコミュニケーション」が無くなると感じていました。

他にも無くなったものはあると思いますが、今回は、「相互理解のコミュニケーション」というテーマで記事を作成しました。

相互理解のコミュニケーションを補うための仮説

チームではコミュニケーションツールとして、slackを導入しています。基本的には、業務内容の共有、webミーティングなど、集約できるので、とても活躍していると思います。

今回は、slackの「分報」(以下、times)という使い方に焦点を当ててみました。

timesとは、日に一度出す日報を分割し、課題解決を早く行うために、個人チャンネルでやっていることや困っていることを共有する使い方です。

timesでは、もちろんタスク消化状況、疑問、課題を投稿するのですが、時にはその時の気分など投稿することで、自身の状況を共有することができます。

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この自分の状況を共有することで、リモートワークで失われた「相互理解のコミュニケーション」ができるのではないかと思いました。

仮説に対する検証

早速、社内のメンバー(times保有者10名、未保有者3名)にアンケートをしてもらい、検証しました。

保有者に対して、使うことでのメリットを確認しました。

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回答していただいた方全員が、個人の考えを共有できる点がメリットであると回答いただきました。

その他としては、元々timesの役割であるタスク共有、疑問点の相談といった、timesの目的にそったメリット感じつつ、自身のチャンネルであることから心理的安全性を感じていたり、雑談ができるといった点にもメリットがあるという結果でした。

times保有していない人には、timesで共有できるような疑問点やタスク共有をどこで行っているか確認しました。

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回答人数が少ないため、データとしては不足気味ですが、timesを保有していなくても、その他のメンバーが揃っているチャンネルやDMを使ってコミュニケーションを取っている結果でした。

最後に、回答者全員にtimesチャンネルの参照数と、参照していることで良かった点を確認しました。

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今回対象になった方の多くは、5つのチャンネルを参照していることがわかりました。
参照している中で多くのメンバーが感じている良かったことは、チャンネル所有者の考えを理解できる点でした。

保有者のtimes投稿メリットと、参照者のtimes参照メリットが、考えを理解するという点で高かった結果になります。

結論

現状、社内メンバーに限った内容ですが、times投稿とtimes参照の一番のメリットから、「相互理解」ができそうだ考えられます。
その中で、時にコミュニケーションが生まれれば、リモートワークによって失われる「相互理解のコミュニケーション」に発展すると考えられます。

ただ、timesチャンネルを使用していなくても、他のチャンネルが揃っていれば、無理になくてもリモートワークをする上で特段、不便は感じにくそうでした。

確認するチャンネルが増えるデメリットはありますが、自身の考えを共有できることから、リモートワークになって失われる「相互理解のコミュニケーション」は補えるであろうと考えられます。

考えが至らない点はあると思いますが、timesを使った相互理解は有効であると考えらるため、もしよろしければ使用してみてください。

最後に

緊急事態宣言を受けて、学校の休校、保育園の登園自粛など、場合によっては、子供が家にいる状態でミーティングをせざるを得ない状況が続いていると思います。(我が家も同じ)

妻が育休中なので様子を見てくれている中でも、仕事している中、時に子供が寄ってきたり、手が足りなくてヘルプに入ったりと、結構ハード。仕事が終わってもそのまま育児になるので、休みなし。

だからこそ思うのは、ミーティング中に子供が入ってくる事もあると思うのですが、それが許容される社会であって欲しいな。とリモートワークをしながら思いました。

頑張って乗り切りましょう!

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