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0069 賢い支出

相方さんはどがつくケチである。
私が文句を言うので、私がいる時はやらないが、家で暖房は入れずに防寒着のみで過ごす。アプリで確認できる電気のグラフで、暖房を入れた瞬間に跳ね上がった棒線を見てしまって、それ以来つけない。何なら私にも防寒着を進めてくる「これを着ていれば、暖房なんかいらない」

トイレも、2,3回に一度流す。節水だそう。
お風呂の水も3日流さない。これは絶対にやめてくれない。何度言ってもダメだった。
出かけた先でお茶をするのは絶対なく、コンビニのペットボトルも嫌がって、100均を探す。(しかし、私の体的に、まめに水分を取らないといけないため、最近ペットボトルは大丈夫になった)
靴は穴があくまでダメ、何か新しい服や鞄を買うと、「なんで?」と聞く。
本は大丈夫、安い自己啓発なのだそう。(だから通信教育は嫌がられる)
旅行はコロナでなくても行きたがらない(でも、親戚会には出たがる)
週一の外食も、お店は一択。ほかにも行きたい店があるが、自分が満腹まで食べられて、かつ安いところでないと嫌なので、絞られてしまう。

なのに、一番高い缶ビールを毎週末飲む。発泡酒は絶対に選ばない。

というケチっぷりの目的は何なのだろう。
いざという時というが、よくよく聞くと死ぬときのことのようだ。
病気になった時のために働き、金を貯めこむのかと、思うと楽しくないのだが、本人は節約が楽しいので苦にならないようだ。

私などは、たまには(かなりの頻度だが)おいしいものを食べたいし、寒がりだから部屋は暖かくしたいし、肩こりがひどいから整体も行きたいし、人間から逃れてひっそりした場所に旅行に出たいし、出かけた先で、静かな喫茶店を見つけてゆっくりしたい。

こうして振り返ると、DINKSはお金を貯めにくいと聞いたが、私だけで生きていると、たぶん危ない(笑)

夫婦は両極端の位置にいて、バランスをとるもの、ということを具現化している我が家である。

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