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0468 お気に入りの場所を守ってください

お休みが取れると、ランチに行っていたお気に入りのカフェがある。

ある日言ったとき、店休日でもないのに閉まっていた。
しばらくして、シェフが病気だと、奥様がお店のフェイスブックを更新して教えてくださった。
思わずコメントを残した。

だって、代わりがないんだもの。

そして、シェフ本人が詳細な状況を更新してくださった。
調子が悪いだろうに。

大腸がん。ステージ4。肝臓に転移。
現在抗がん剤の治療中。

奥様のお気持ちを思うと、そして、そういう現状を知ると、簡単に「待っています」とか、「頑張って」とか、書き込めない。
現実を思えば…

お願い、医療従事者の皆さま。
あのお店を戻してくれるのは、ドクターや、看護師や、お薬を作ってくれる、それを運んでくれる、病院を支えてくれる人たちしかいない。

オンリーワンのあの味を、あの場所を、いつものお店にまたいつものように本を持っていけるよう、奥様が作ってくださるケーキを食べながら待つ。

あぁ、もう。
どうしてなんだろう、とこういう時は小説を読むに限る。
ビジネス書なんて役に立たない、こんな気持ちの時は。

本当にもう。
私なんかが項垂れてちゃいけないんだけども。
色々なことがぐるぐると頭の中をめぐってしまっている。

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