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0003 海が見えるところに住みたい

年を取ったら、海が見えるところに住みたい。
でも、きっと足腰が弱くなって、都心の方が生活しやすいだろうね。
ついでに言えば、人間関係が濃い世界では窒息するので、やっぱり都会の中で、隣の人も知らないし、知ろうとも思わないし、誰かと話したくもないから、息をひそめて、大勢の中の何かでいた方がいいのだろうな。

何故海なのだろう。
海と空の青さを眺め、人間なんか一切視界に入れないで、日がな一日ぼんやりしていたいビョウキ。
この青は、人間のそばに置いておけないからだろうか。近くに置こうとすると消えてしまう色だからだろうか。

とはいえ、夜の海は嫌いだ。
怖い。真っ黒で、死ぬに死にきれず、じわじわと蝕まれていくみたい。
見ていると、飲み込まれる。夜の海は見ないようにしている。

単体であれば、夜は好きだ。
夜が一番落ち着く。静かで、人間の気配がしない。ずっと夜であればいいのにと思う。いちいち面倒くさいことを考えずに息をしていられるのが夜の時間。夜間当直がある仕事の時も、夜はよかった。人間が少ないから。

仕事の愚痴は書かないことに決めているのだけれど、ちょっと疲れたので、ほの暗い記事になった。
結論としては、海とか空とかかっこつけて言っているけれども、私は人間が好きではないのだ。

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