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“女だけど、”

昔読んだ本を突然思い出したので紹介します。

「男だけど、」著ワクサカソウヘイ

たまたま図書館で見つけて、前知識ゼロで何も考えずに読んだら、、、爆笑。なにこれ。声出して笑ったもん。

簡単な説明としては、ワカクサさんの中に女の子っぽい気質があって、それを「女の子ちゃん」と呼びます。カワイイものやパワースポットが大好きな女の子ちゃんのために、タイへ行ったりベトナムへ行ったり。

紀行文としても、十分にオモシロイこの本ですが、やはり作者ワカクサさんと女の子ちゃんとの対話が絶妙で(笑)

(なにこれ。出雲大社、チョーつまんないんですけど)
 まずい、“女の子ちゃん”がふてくされ始めている。
(わざわざ島根なんか来なきゃよかった。原宿のbillsにパンケーキを食べに行けばよかった)

と脳内で呟く女の子ちゃんと、ワカクサさんの不思議な視点で描かれてる本です。

これを読むと、私の中の「男の子ちゃん」を考えてしまう。彼は小2で好奇心旺盛な男の子なんだけど、彼のおかげで時々周囲の人に怒られます。影から突然現れてワッ!って人を驚かせたり、ゴキブリのオモチャを仕掛けて母を怖がらせたり、Tシャツを頭までかぶって怪物みたいになったり、気になる物を見つけたら周りの声が聴こえなくなったり、、、小2なのよ。そして、いちばん大きいことが、冒険。ほぼONE PIECEのルフィなのよ。冒険するのが大好きなの。だから世界へ、海外へ旅に出たくなっちゃうの。理性ではやめなさいって言っても、うちの船長は航海に出たいって聞かない。

私の中の男の子ちゃん。
彼に従うと社会では不適合者と見なされるけど、結局私がいちばんやりたいことを知ってるのは彼なんだよね。だから当分は彼に舵を切ってもらおうかと。1つなき宝見つかるかな。(笑)

#本 #エッセイ #読書 #紀行文
#男だけど #女だけど #女の子ちゃん

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