たしかに函館と繋がった(芝居組「虎」『海峡の七姉妹』の感想)
2023年2月19日、Gスクエアにて。
今日は観劇Day
芝居組「虎」さんの公演を観に行った。
青函連絡船の七姉妹のお話。
青函連絡船は私が幼いころには既に教科書に載っている過去の物語となっていた。
幼少期に見た青函連絡船を迎える人たちの映像が脳裏に残っている。
私も船で青森に行ってみたいと思ったが、
当時の修学旅行は列車での移動だった。
青函トンネルのほとんどは真っ暗なのでちょっと寂しい。
少し脱線してしまった。
海峡の七姉妹のお話。
いわゆる擬人化というカテゴリーに入るのだろうか。
キャスティングが見事だった。
どの船も魅力あふれるキャラクター揃い。
仲睦まじい姉妹に見惚れてのあっという間の90分だった。
「津軽丸」
長女としての安定感と気高さはピカイチだった。
青葉さんのハリのある声が、みんなを引っ張るのにふさわしい感じ。
「八甲田丸」
ちょっと訛りのある次女。非常に愛おしい存在。
ラストの出港は心を打つものがあった。
「松前丸」
凛としていて優しさ溢れる三女。
山尾さんの演技好きなんっすよねぇ……麗しき乙女とはこのこと。
「大雪丸」
ハツラツとした笑顔が似合う四女。
元気が似合う彼女だからこそ、引退シーンの切なさは随一だった。
「摩周丸」
パンフレットのシルエットにもなっている五女。
強気な彼女だけれども姉妹想いの彼女のツンデレっぷりがたまらない。
「羊蹄丸」
え、なに、この子、かわいい……(語彙力)
天真爛漫、最強。
え、あ、かわいい……すき……(語彙力)
「十和田丸」
最後に登場したそっけない末娘。いい味出してるスパイスみたいな存在。
こういう演技出来る役者はつよつよでとても良い。(語彙力)
てな感じで簡単に女性陣の感想をまとめてみた。
女の子が集まってキャッキャしてるのを見るだけで心の栄養補給になる気がする。
だってなんか今すごく元気だもん。
男性陣もいい味出してて最高。
出番こそ少なかったけど、あれがあるとないとでは全然違う。
最&高。
改めて振り返ってみると、ちゃんと虎さんの公演を観れたのはすごく久しぶりな気がする。
完成度からして、かなり稽古されてたんだと思う。
実際に私もよく同じ稽古場に行くのだが、練習の気迫は一味違った気がする。
安定していて、かつ感動的で面白い。
さすが老舗と言わんばかりの完成度。
今日は最高の船旅でした。ありがとうございました。
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