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来季のドラゴンズはこのまま捕手5人体制でいいのか

12月9日、NPBとして初となる現役ドラフトが施行された。中日ドラゴンズは今オフこれまで、大量の血の入れ替えを行ってきた。
今季131試合に出場し、チーム内日本人最多本塁打9本を放った阿部寿樹内野手(32)と東北楽天ゴールデンイーグルスの3球団最多勝投手にもなっているベテラン左腕涌井秀章(36)との交換トレード、更には17年に新人王を受賞した守備の要京田陽太(28)と横浜DeNAベイスターズの砂田毅樹(27)との交換トレードなど、思い切った采配を奮っている。
そこで、ファンの間でひとつの疑問が生じた。
それは、

ポジションが偏りすぎでは無いか?

である、2022シーズンは、根尾の外野手から投手へ異例のポジション変更や、新外国人のガルシアレビーラワカマツの支配下登録などシーズン終了時点で、投手33人、捕手8人、内野手15人、外野手14人の計70人が支配下登録という形になった。
結果はご存知の通り最下位という形でシーズンが終了になり、大量の戦力外通告が始まった。
結果的に岩嵜翔投手(32)、垣越建伸投手(22)、加藤翼投手(19)、ガルシア外野手(22)、レビーラ内野手(23)が育成再契約、三ツ俣大樹内野手(30)、桂依央利捕手(31)、平田良介外野手(34)、山下斐紹捕手(29)、佐藤優投手(29)、渡辺勝外野手(28)、滝野要外野手(26)、マルク投手(27)、濱田達郎投手(28)タバーレス投手(27)、ワカマツ内野手(25)が戦力外通告、福留孝介外野手(46)が引退、A.マスティネス捕手(26)が退団し、計18人の支配下登録の枠が空いたのだ。10月に行われた2022年のドラフト会議では、支配下登録選手として計7人の選手を獲得し、これで支配下登録の人数が60人となり上限の70人には到底足らない人数となった。NPBの規則では、「育成登録選手は支配下登録が65人以上いる場合に獲得できる」とあり、このままシーズンが始まりシーズン途中に65人未満であると育成登録選手を一斉解雇しなくてはならなくなってしまう可能性があるため、球団は早急に新たな選手を連れて来なければ行けなくなった。そして、2018〜2020シーズンに中日ドラゴンズのユニフォームに袖を通したソイロ・アルモンテ外野手(33)を含め3人の助っ人外国人が加入、2020年ドラフト4位の福島章太投手(20)が再び支配下登録され、これで計64名(投手32人、捕手6人、内野手15人、外野手11人)となった。これでも十分戦力の数が足りていない事は明白であり、まだ来シーズンまで時間が空いている為まだ焦る時期でもないが、早々に枠を埋めてくれる選手を見つけた方が良い気がする。

今月9日に現役トレードが行われ、全プロ野球ファンが非公開で行われた未曾有のトレードシステムに固唾を飲んで見守った。中日ドラゴンズが獲得するであろうポジションは捕手であると私は思っていた。山下A.マルティネスが今季限りで退団し、現状捕手が新人の山浅を含め6人で1人は郡司であり、昨年外野手挑戦もしていた為、捕手の戦力としては見込めない。シーズンでは、1軍に3人、2軍に3人プラスサポートとして最低1人は欲しい為、7〜8人は欲しい所だが、現状戦力として考えられるのが5人しかいないこの現状に警鐘を鳴らさなければならないのだ。結果は、横浜DeNAベイスターズの細川成也外野手(24)を獲得し、トレードを終えた。
彼は、長打力が魅力の若手スラッガーであり、チームの補強ポイントであるのは間違いないが、これでいいのか、せっかくのトレードの機会を必要戦力を取らずに余剰戦力ばかりを取ってしまって良いのか、そんなことをトレード直後に思った。
今回の現役ドラフトのリストを見てみると捕手が誰もトレードされていなく、もしかしたらリストに捕手がいなかったのかもしれない。
現役ドラフトでの捕手獲得のチャンスを逃してしまったがまだチャンスはある。
それが、松井雅人の獲得である。松井雅人捕手(35)は、ご存知の通り2020年シーズン途中までドラゴンズに在籍した選手で、今年オリックス・バファローズを自由契約になり、未だに移籍先が見つからずにいるのだ。これはチャンスでは無いのか?
松井雅人は、中日ファンから知名度人気共にあり、捕手不足が進むドラゴンズにうってつけの選手だと思う。郡司が今日付(12/14)の中日スポーツ紙で捕手が居なければ自分が第3の捕手になるとキャッチャー練習に取り組んでいるといった報道があったが、実践の試合に出るにはまだ時間が必要ではないかと思う。私的には枠にもまだ余裕があり、松井雅人を獲得して大野奨太とのベテラン捕手コンビでドラゴンズ投手陣を支えて欲しいものだ。

最後になったが、自分はキャッチャーは4人で充分だと思うタイプである。
勿論これは机上の空論であり、到底有り得ない事であるが、プロ野球ゲームではいつも1軍に2人2軍に2人以外は全てトレードや自由契約をしてしまう。
こうはいかないのがプロ野球である。
捕手は投手と同じく他のポジジョンと替えがきかないため、非常事態のために枚数が必要になる。
若手捕手の育成、怪我などが主だが捕手の枠というのは多くの球団が同じくらいの支配下枠を設けている。狭き門でありチームに欠かせないポジションである捕手に今後も目が離せない。そして、これからドラゴンズはいかにして捕手不足を解除するだろうか。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d0c46f82f6ec0e8f90990fb8c1b73415e6f085ae

2022/12/14 

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