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ピアノは弾かない

note なるものをやってみることにしました。実際に投稿となると意外と勇気がいることですね。でも削除機能もあると知って安心したので書きます。

60年も生きていると、思い込みばかりで生活が形成されている気がします。

最近、気づいて、こういうことだったのかということを書いてみます。

私は、20代のころから、ジャズピアノというかピアノで即興演奏を弾きたい、自作を弾きたいという願望がありました。子供のころ、オルガンやエレクトーンをやったことがあったとは言え、その当時は、週一回行って、楽しんで帰ってくるといった程度の情熱でした。

20代、30代、クラシックピアノのレッスンにいったり、ジャズの先生のレッスンに行ったり、それこそ山ほどの教則本を買ったり、時間とお金を費やしてきました。しかし、子供のころからピアノをやっていないから、耳コピが苦手だから、やっぱりだめなんじゃないか、というコンプレックスは、ずっとありました。

40代になるとついには、ヨーロッパのある国で4年かけてジャズ演奏の学位を取るということもしました。つまり大学でジャズを勉強したということですね。(この自分の経験から、私は学歴とかあてにならん、ということ学びます)

それなのに、アドリブができない。ジャズピアノを勉強したはずなのに(笑)ますますやっぱりわたしなんかだめだ、弾けない、なんでこんなに下手くそなんだ、しまいには、そもそも私って音楽好きなの? ピアノが好きなの?という疑問までわいてきました。人生の中でこんなにお金と時間をかけてきたものが、実はただ人と違っていたいという承認欲求だったのかも、という絶望。

50代も、もしかしたら、弾き方が悪いのかもとロシア奏法の先生についたり、プロのジャズピアニストの方2人にお話しうかがったり、リズムが悪いのかもと、ドラムの先生(この方からも音楽をやるにあたっていろいろな大切なことを学びました)の所へ行ったり。そもそも耳が悪いから、テクニックがないからだと迷走は続きます。

ま、お気づきですが、常に答えを外に外に求めていたわけです。何かが解決してくれるはず、という受け身。

受け身な態度はまだ続きます。 ネットであるピアノの勉強会が目にとまり、主催者の方の趣旨がピンときたので、入会したものの、そこで集まってきているピアノ愛好家またはピアノの先生たちとの違和感が原因で、結局そこは2か月足らずでやめたのですが、そのつながりで偶然知ることになったピアニストというか音楽家の方のレッスンを受け始めました。

今、考えると、ずっとずっと何十年もだれかから言われてきたことなのかもしれないけれど、この方が、いいタイミングで、あ~ピアノを弾く、音楽を楽しむというのは、そういうことなのか、というのを腑に落とさせてくださいました。(レッスンは継続中です)実は、これから自分がどう変わっていくか楽しみです。

つまり、下手くそな人は、弾きすぎ、考えすぎ、いろいろやりすぎ(笑)
等身大の自分(上手でも下手でも)を受け入れ、表現すれば、楽しいし、聞いている人にも結果上手に聞こえる? でもそもそも上手ってなに?

書いてみると、当たり前なんだけど、腑に落とせている人って、少ないんじゃないかな。

まったくの初心者ではないんだけど、同じように悩んでいる、悩んできた人のヒントになるようなことを、これからも書けたらいいかな。

私のこの40年の無駄とも言える道のりがだれかのお役にたてるかも?まだ追求中ですけれど、気持ちが楽になっての追求なので、楽しい。
40歳になったとき、もう40歳だ、なにもかも遅すぎるとおもってたけど、それから、また20年経ちました(苦笑)

リンクのYouTubeのものは、この気づき以前のものなので、気づいたらこうなりました、というのをアップするべきですね。



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