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🗣 相手の理解力に合わせて話すということ

2023/07/24放送 NHK「アストリッドとラファエル3」より

「陰謀論とは拒否なんだ、社会の複雑さの拒否だ。複雑な問題に対する簡単な答え」

つまり現実の世界は勧善懲悪もののドラマのように単純なものではないが、それが理解できない人はインパクトがあって分かりやすいものにいとも簡単に飛び付いてしまう

ここに陰謀論や反ワクチンといった非科学的なものにつけ込まれる余地がある。

非科学的なデマに対しては客観的なデータを基に数値を提示して反論するのが定石ではあるが、陰謀論や非科学的なものに嵌まるような人はそもそもデマの対象に関する専門的な知識が薄っぺらで物事を理解する能力にも問題があることが多い

またいくら反論が科学的、理論的、論理的に正しくとも、人は感情で動く生きものなので、単に相手を論破したいのではなく本当に理解してほしい場合は相手のプライドやメンツを損ねず、かつ相手の能力や目線に立って話をする必要がある。

(重要:あなたの目標は相手を論破して溜飲をさげるすることですか?それとも間違った知識や考えを正していくことですか?)

以下に示す福島第一原発から放出される処理水に対するデマへの反論は、元素記号とかベクレルとかシーベルトとか使わなくても科学的で分かりやすい説明は可能だし、むしろ一般人には理解に時間のかかる数値や単位はできるだけ使わない方がよいという例。

なお、環境省制作の資料によると、トリチウムは核実験や原子力発電所由来のもの以外にも宇宙線の影響により生成されたものがかなりの量自然界にも存在する。

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