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私の好きな音楽(図書館)

好きな音楽で図書館というのはどうかと思う。昔は今のようにYOUTUBEもなければサブスクで音楽を聴くなんてありえない世界だった。しかも学生なのでお金もないからレコードやCDも買えない。必然的に図書館のレコードレンタルに全てをゆだねる感じになる。ロックの名盤みたいな本を読んで探すが図書館にレコードがなければそれで終わり。どうしても聴きたいやつは新宿や渋谷へ行ってレコードを探す。

夏休みになるとチャリンコをこいで図書館へ行きアルバム5枚くらいを借りて帰って必死になって聴いた。そんで一日で全部聴いてまた次の日に行ってまた5枚くらい借りて帰って必死になって聴いてみたいな感じだ。こっちとしては図書館のアルバムを全部聴く気だった(基本的に洋楽全般。クラシックは除く。民族音楽はなるべく聴く)。図書館の係員からは絶対危ない人と思われていたに違いない。毎日来るぞこいつ。みたいな。あと家族にも受験勉強の結果おかしくなったと思われていたかもしれない。可哀そうな人目線で見られていたような気もする。

聴いた感想をノートに書いていた。残念ながらノートは残っていない。たくさん聴いたので全然残らなかった。例えばスティービーワンダーの名盤を「彼はセンスがいい」みたいな評価をしてせっせと返却していたからだ。上から目線だ。昨日までボンジョビとか松田聖子をきいてたんじゃないのか?

メタリカやメガデスからスタン・ゲッツ、セロニアスモンクまでホントにいろいろだったが後で身銭をきってCDを購入するときの指針になったかなと思っている。広く浅くポピュラー音楽を聴けたかなと。ツェッペリンのフィジカルグラフティーのジャケットは二重になってて楽しいとか、ストーンズのスティッキーフィンガーズのジャケットはチャックが付いていて小汚ないとか、ジェフベックのアルバムにはギターの譜面が付いてるとか。

有名なところはテープに録音した。基本的に全部聞き流し。

後々好きになるミュージシャンも完全に聴き流していた。結局何がしたかったんだろう?今は絶対できない。

おしマイケル。

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