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音楽とエネルギー

ロックはあふれ出るエネルギーの塊だ!

ということを云いたいわけではない。だいたいハードロックのような音楽のライブでも停電が起こったら誰も聞こえなくなるだろう。人々はあきらめてライブ会場をあとにするだろう。

その昔ガンズのライブを見に行った時にボーカルのアクセルが途中退場してしまい、バンドは音量を一気に下げた。そのため観客は我に返りポカーンとした。あとでガンズ側の演出だとわかったが、ロックのライブは音量を落とせば終わりだということがよくわかった。

現実的な話として、今現状のエネルギー価格は高騰しているようだ。コロナと戦争のダブルパンチを人類は受けている。これから地球温暖化という3つ目のパンチを受けることになったら、日本のようなエネルギーゼロ大国はどうなってしまうのだろうか?悲観的になるが、あり得ない話ではない世の中になってしまった。

音楽というのは今では電気エネルギーが供給されていない場所では聞けなくなった。エレキギター、エレキベース、電子ピアノ、シンセ、、、電気が供給されないとダメだ。ドラムがただただうるさいだけのバンドになってしまう。結局電気エネルギーがなければ成立しない。

では電気エネルギーなしの音楽とは何か?まず歌を歌うことだろう。もちろんカラオケも電気だからダメなのでアコースティックギターの弾き語りとなるはずだ。そして蝋燭の炎で弾き語り。かなり暗い。だがこれが本来の音楽の姿だろうと言えなくもない。

近い将来20xx年には家族や友人同士でアコースティック楽器を持ち寄って音楽を作っていくというものが一般的となるに違いない。近所の寄り合い所で発表会をする。これが唯一の音楽と触れ合う場所だ。電気は高騰しているので必要最小限。かつてのエレキミュージックは何だったのだろうか?といった感じになるだろう。ビートルズやマイケルジャクソンみたいな音楽なんて金持ちしか作れないよという感じになる。どうだろうか?

おしマイケル。

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