エッセイ:人それぞれでいい

　日本の多くの場所が歓喜に湧いた一日。野球ファン、スポーツファン、各選手のファンの皆さまおめでとうございます。よかったですね。普段は、あまり野球を見ない僕もここ数日は興奮していました。今日も職場で小さくガッツポーズ。

　一方で、同調圧力が起きやすいのが玉にキズ。某SNSで見かけた「野球に興味ない私、非国民？」という投稿。たしかに、あるよなその空気感。サッカーW杯もそう。「観てない」と言えない・言わせない雰囲気が漂う感じ。苦手ですね。

　興味ない・観てないやつは悪で、観ているやつが善みたいな空気が少なからずある。観てない人（観たくない人）からすれば、それがキツイのではないか。ちょっと前にも「鬼滅」興味ないって言ったら国民から総攻撃されそうな空気があって、ぼくは「麦わら」やら「呪いで戦うやつ」が好きなので「よく知らん」と言ったら総スカンをくらったことがある。なんだか少し怖かったね。

　自分と意見が合わないのはあたり前。興味や関心がそれぞれ違うんだから。排除というのは違うと思う。みんな違ってみんないい。お互いに押し付けないで「よかったね、楽しかったね」と声をかければいいだろう。BTS推し、坂道推し、宝塚推し、ジャニ推し、人の数だけたくさんあるよ。

　邪険にせず、接してあげてほしいな。
みんながみんな「なにかのなかま」だと思う。